移住者のお話 vol.2
今日のストーリーは移住者の大先輩である山本幸雄さんが主役です。
noteでも紹介した増田さんと同じくらいの時期に九重町(ここのえまち)に来られた方。
私と山本さんとの出会いは、ノルデックウォーキングでした。
このお教室で講師をされています。
ノルデックウォーキングは、この町で色々なお教室を運営している「ここのえ夢クラブ」が主催している総合型スポーツクラブの中のプログラムです。
(以前紹介したフォトウォークも同じく)
噂で、この町には関西人の移住者がおる!と聞いてはいたのですが、
実際にお会いしたら想像以上におもろいおっちゃん!で一気にテンションUp
関西出身の私は、関西の人に出会うとやっぱり嬉しくて
関西弁スイッチがオンになるなるw
というわけでおもろいおっちゃんなので、
これからは、リスペクトと親しみも込めて
やまもっさんと書かせていただきます。
移住のきっかけ
京都出身のやまもっさん。消費社会の中で暮らしていくのはどうなんだろう?と疑問が湧いてきて、奥様と移住をしようと決めたそう。
どこに住む?
自然があるところ!高原地帯!外国?など色々ある選択肢の中から
やまもっさんご夫婦が取った行動がとっても興味深いものでした。
それは
自治体に「わたしら移住したいと考えてるんですけど」の手紙を出す作戦!w
その数80ヶ所!
このやり方は、移住の本を書いたとある著者の方が実際にやった
方法らしいのですが、
それを真似してやってみたという。
(そしてこの著者の方に数年後に出会うというミラクルストーリーもありますが割愛しますw)
返事が来たのは半分くらいらしいのですが、そっから二者択一になって
最後の決め手は、、、
ズバリ担当者だったそう。
ほ〜やっぱり「人」ですか!!
窓口となるお方の存在は、やはりめっちゃ大事ですね。。。
それから、やまもっさんご夫妻がここに移住してきたのは1月。
『暖かいところに住みたいと思って九州に来たけどここは極寒でした』と。
おおう、、、それは、、、ここの1月は、、、
一番寒い時やんか!
すごい洗礼でしたねw
でもすごくわかります、
その暖かいところを目指して九州に上陸したお気持ちが。
九州って、やっぱりあったかいイメージがあるんよね、、、
私もその勝手なイメージにまんまと引っかかったうちの一人ですw
もし読者の中に九州は温暖だろうから移住したい!とお考えの方は
ご注意ください。
九州でも雪山もあるし、スキー場もあるし、冬はマイナス10度以下になる場所もございます(ここですw)
場所にもよりますが、おそらく皆様の想像以上に寒いところですw
なので本当にあったかい生活をしたいのなら、どうぞ沖縄にめんそ〜れ
*でも南国でも長く住むと冬は冬。寒く感じるのよ。
経験者(私)は語る
あきません、まとまりません
そんなやまもっさんご一家は、移住されて今年で24年目。
今お住まいなのは、田畑が広がっる風景の向こうに、
お隣玖珠町のシンボル的なお山「伐株山」も拝めるという
見晴らしの良い素敵なお家です。
厚かましくもランチをご馳走になりがてら取材にお邪魔してきました。
野鳥が美味しそうに庭のおみかんを食べているのを眺めながら、
人間のランチのメニューは、、、たこ焼き!!
粉物万歳!美味しいたこ焼きをご馳走になりました。
ソースがおっつく(落ち着く)わ〜〜w
そんなホッとするランチをいただきながら
取材をさせていただき分かったこと。
『あかん、ネタ多すぎてまとめられへんw』
とにかく、このご一家はおもしろネタが豊富で出るわ出るわの大豊作w
すみませんが、私よ〜まとめませんわ。
興味がある方はぜひ直接話を聞いてほしいと思いますので
インスタライブでもやりましょうか?w
そんな山盛りのネタの山から私が伝えたいこと。
それは、いかにして土地に溶け込んでいったか、かな〜
こんなふうにして馴染んでいく
私のように地域おこし協力隊という立場では、色々な方々に
出会いやすいし、またその場面も多いのですが、
仕事も決まってないし、知り合いもいない土地にぽんっと移住された方々には土地に馴染むまでのハードルが高いと思うのです。
では、やまもっさんはどうしたかというと、、、
もともとスポーツインストラクターや健康運動指導士、整体師などをされており、身体に関するプロフェッショナル。
その技を使ってこの町に馴染んでいったのがミソではないかと
私は思うのです。
体操クラブからスタートして、町内100箇所巡り!をして
体操の先生としてファンを獲得しつつ、じわじわ浸透していくわけです。
めっちゃええな〜と思うのは奥様も同じく体操の先生であること。
これってさ、地域浸透率2倍2倍!w(当社比
そして感動したのは、
今だにお二人とも体操の先生を続けておられること!
すごいな〜めっちゃ尊敬するわ。
継続は力なり。を地で行く方々!!
地域に健康を届けると共に、
それと同時に色んなことを体験したとおっしゃいます。
農家さんの手伝いをしたり、筑紫哲也さんが学長だった自由の森大学の前座で400人を目の前にギターライブしたりw
TVに出たり、
山のガイドクラブを立ち上げたり、舞台照明の仕事をしたり、
ライブハウスを作った仲間と一緒に毎週ライブしたり(楽しそう!)、
苦労されたことも色々あると思うけど、、、
いろんな経験をご家族でされて今があるんやな〜と
たこ焼きを焼くおっちゃんもとい、やまもっさんを眺めていました。
ええ一言集
今回の取材でご夫婦が発する私の心に残った言葉をメモっていたのですが
皆さんにもシェアしたいと思います。
『人生は楽しくないと!』
『人生は一度きり』
『身体は在庫いらん』
『100%自給できる町づくり』
なんかこの四つの言葉だけで、移住後の生活がぐんと前向きにそして
充実したものになりそうじゃありませんこと?
移住したいけど、、、となんとなく考えてる方々も
まずは現地に行って、移住者からのお話を聞くのはとってもオススメです。
私も大好きな言葉
人生は一度きり!
自分の背中を押す呪文のようなもの。
いつも迷う時は、この呪文を引っ張り出して進んできた一人です。
先輩方のお話を聞ける幸せを噛み締めながら
たこ焼きの味を思い出すのでした。
やまもっさんご夫妻ありがとうございました!
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