![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/146919152/rectangle_large_type_2_f8dd501e2127bfd1ae531c75e6c0fdd1.png?width=1200)
子ども同士のいざこざの対応方法と意外な視点
子どもと過ごす「今」を心から幸せと思う毎日を創造したいあなたへ
子どもも大人も、心が豊かになる☆
世界で最も先進的な幼児教育、レッジョエミリア・アプローチの思想を
子育てに活かす方法を伝授する幼児教育専門家 川口由佳子です。
子ども同士のいざこざの対応方法は
どうしたら良いのだろう?と、とても迷う場面が多いと感じています。
そして、色んなことが一瞬で起こったりするので、
考えている暇がなかったりもして
自分の衝動で、その場をとにかく収めようとする、
というシチュエーションが多いのでは。
そして、お友達同士の場合、
気になるのは相手の親の反応だったりしませんか。
私は、こうしたいけど、おっとあなたはそう出るのか!と
相手にモヤっとすることもあるかもしれません。
むしろ、1番のモヤるポイントは、ここかもしれないです。
とは言いつつも、やっぱり自分の中で
このように対応したい、という形が出来上がっていたり
抑えるべきポイントが分かっていた方が
対応に余裕が出るのは間違いないと、思うのです。
まず前提として、
子どものいざこざ、に対する意外な視点から
お伝えしたいと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1720673272651-V4blwdhQlx.jpg?width=1200)
【子ども達は、繋がりたいと思っている】
この視点を私たちは、忘れてはいけない、と思います。
私がこの視点を伝えると
こんな視点、全くなかった!とびっくりするママ達がとても多い。
誰も、どうでも良い相手とは喧嘩をしようとは思いません。
何かしら、繋がりがあるからこそ、時に衝突します。
そして、その衝突は、子ども達が互いに、
または一方が、どう対応したら良いのか分からないがために
起こることでもあります。
繋がりたいと感じているんだ、と
こちら側がいざこざ最中の子ども達を
認識した瞬間、
なんだか微笑ましい場面に見えてくるのです。
ぜひ、この認識をまずはインストールしてみてください。
そして、いざこざの対応方法。
色々ありますが、いくつかポイントをお伝えします。
①身体的な危険がないかを確認する
叩いたり、蹴ったり、ということが出てくることもあり
ある程度は、自然に収まるのを見守っても良い場面も
多々あります。特にきょうだい同士の喧嘩の場合。
ただ、それがエスカレートしているのであれば、
大人が間に入って、まずは止めに入る。
この時、私が大切にしているのは
子どもの視線に下がって、止めに入る、ということ。
要は、大人はしゃがんでいる状態になります。
②状況の説明を具体的にする(スポーツ実況中継)
「それはだめ!」という声かけよりも
「お互い怪我することがとても心配だから
止めに入るね。」と理由を説明することが大切です。
理由を説明することで
子ども達は、自分の状況を客観的に理解することができます。
そして、いざこざになる前の全ての状況を
こちら側が把握していないかもしれませんが
見たことをそのまま、スポーツ実況中継のように
解説することをオススメします。
「私が見たのは、A君が、B君のおもちゃを
手から取って、A君がB君を叩いた。そしたら
B君がA君を叩いた。」
サッカーの実況中継を思い出して欲しいのですが
実況中継者はボールを誰が持っていて
どこにパスを出して、誰がパスを受けたのかと
状況を説明することに徹します。
決してそれを主観で解説することはありません。
③子ども達それぞれの意見を聴く(インタビュー)
子ども達の状況を実況中継すると
子ども達は大抵、自分の主観を話してくれます。
僕はこうしたかったんだ、と。
その両方を
A君は、こうしたかったんだね。
B君は、こうしたかったんだね。と
まずは認めてあげること。
こちら側がフラットにみる、というのが大事なポイント。
そして、どうしたら、お互い気持ちよく
遊べるだろうか、と未来志向で
どう思うのかを聴いてみる。
④新しい視点の提供
前のステップを踏んで、それでも
解決策が見つからない場合は、
こちら側の、「私だったらこうするかなぁ」という
視点を提供してみます。
こうした方がいいと思う!と言うよりも
こういうアイディアはどうだろう?という
提案です。
![](https://assets.st-note.com/img/1720673380436-DNr3kWRnV0.jpg?width=1200)
このような流れで、サポートすることが一つの流れ。
さぁ、言うのは簡単。実際にやるのは難しい。
これが子どものいざこざのサポートです。
ただ、ここで大切なのが、
子ども達が、このようなやり取りをできる機会を
増やして、提供していくこと。
そして、大人の思い通り、解決するのか、
と言ったら、そうとは限らない、ということを
心に留めておくこと。
大事なのは「うまくいった!」ことではなく
お互いを尊重する機会を設けることができたこと、
そのような練習を子ども達が少しでも
できた、と感じることです。
結果はどうであれ、試してみることが大切。
ぜひ、難しいポイント、
やってみて、上手くいかなかったこと、
教えてくださいね!
![](https://assets.st-note.com/img/1720666809260-ZxgyBEWVr5.png?width=1200)
川口由佳子の公式メールレター
https://utage-system.com/p/JTZ6J6ZG8Ttn
川口由佳子のインスタグラム
https://www.instagram.com/yukakokawaguchi/