イヤイヤ期にこそ深めたい子どもの自主性
世界で最も先進的な幼児教育、レッジョエミリア・アプローチの思想を
子育てに活かす方法を伝授する幼児教育専門家 川口由佳子です。
イヤイヤ期って何でしょうか?
どうしてイヤイヤ期という言葉があるのでしょうか?
もちろん、子ども達が、イヤー!と体を使って表現する
機会が増える時期ではあるのですが、
私は、このイヤイヤ期という言葉が好きではありません。
大人や社会が作った、
子ども達への「ラベル」の一つだと思うのです。
ラベルとは、あなたはこういう人ですよ、と
要は決めつけてしまうような言葉。
枠に入れた方が、私たちは、楽なのでしょうか。
あえてこの言葉を使っていきますが、
イヤイヤ期の子ども達が、私たちに伝えてくれている
メッセージって、
もっと自分でやりたいよー!
だって私はできるんだ!と
彼ら自身が、自分の可能性を信じているから
でもあると思うんですよね。
彼ら自身が、私は、僕は、できるんだ、
やるんだ、と思っているのだから、
大いにサポートしてあげようよ!と思うのです。
前回の記事で説明しましたが、
イヤイヤ期という言葉こそ、
彼らに対しての「イメージ」を作り上げてしまう言葉。
心躍るものか?と聞かれると
心躍る!と思う人はほとんどいないのではないでしょうか。
彼らの「自分でやりたいよ!」という
可能性に満ちた宣言をサポートしていくために
大切にできることの一つとして挙げられるのが
「自分でやる場面」を増やしてあげること。
でもそれを難しいと感じてしまうのは、
なぜだろう?
子どもがやりたい!と思っていても
私達が、断りたい理由があるから。
これが一つ。
面倒臭い、
危なっかしい、
時間がない、
理由は明確じゃないけど困る
思い当たる節はありますか?
大人都合で、それはダメ。と
言ってしまう場面、あるのではないかと
思います。
でもね、子どもがやりたいと思った時が
やりどきで、成長時だったりするのです。
こちらがいくらやって欲しいと思っても
彼らの気分がそうでなければ、難しいように
実は、彼らがYESと叫んでいる時に
やらせてあげる機会を作る方が、
成長のスピードは格段に上がります。
ちょっと振り返ってみて欲しいのです。
子どもがイヤイヤーー!!としている時
あなたは、大人都合のダメ!を発動していないだろうか?
だとするならば、
子どもの想いを叶えてあげられる方法はある?
代替案はある?
もちろん、あなたばかりが、沢山我慢して
イヤイヤやっていても本末転倒です。
だからこそ、自分も心地よく
子どもも心地よくできる方法を
ぜひ探してみて欲しいのです。
やりたいと思ったことを
自分でやれた!!!と体感していくことで
子どもの自主性が育っていきます。
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