どうしてゴチャ混ぜサラダが好きなんだ
私は、いろんなものをあれこれごちゃごちゃに混ぜたサラダがとても好きだ。
その理由を整理してみると、だいたい4つぐらいかもしれない。
好きな理由は4つ
1つは食感。
口に入れた時に、いろいろな食感があるのが好きだ。つぶつぶだったり、シャキシャキだったり、口に入れた瞬間はもちろん、モグモグしているときに口の中でいろんな食感が踊っているから、食べ飽きることがない。
当てっこをする楽しさ。
口の中に一度に入れたときそれは「サラダ」という料理なのだけれど、食べている途中、噛みながら「あ、これは玉ねぎ」「これはセロリ」「これはお豆」と、それぞれの食材が際立っておいしく感じるタイミングが何度か訪れる。
例えばりんごだったりしたとき、その酸味と甘みとシャリシャリ食感が際立つときの「うーん、おいしい!」はひとしおで、このサラダにりんごを入れてやっぱりよかったー、と美味しさがしみじみ体に染み渡っていくのだ。
栄養を考えた時、食事としての手っ取り早さ。
ゴチャ混ぜサラダの構成はだいたい、
・穀物(キヌアとか押し麦とかブルグルとかクスクスとか)
・豆(大豆やレンズ豆やその他豆ならなんでも)
・歯ごたえのいい野菜や果物(セロリやりんご、きゅうり、たまねぎなど)
・香りの強い野菜や果物(ピーマンやグレープフルーツなど)
・あれば香りのいい薬味野菜(ディルやパセリ、大葉、セロリの葉、バジルなど)
を入れる。これを全部同じぐらいの大きさに切って、塩とオリーブ油とレモンかライム、あれば粒マスタードを加えて混ぜればできあがり。マヨネーズを使うこともたまにあるけど、だいたい前者の味付けが多い。
炭水化物、脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラルが、食事の5大栄養素と言われる。私は栄養学を専攻したことがなく、正直な話、栄養についてかなり大雑把だ。
穀物で炭水化物、脂質はオリーブ油と豆。豆が入ればタンパク質やミネラルはまあカバーできるだろう。野菜をいくつか入れれば、何かしらビタミンのどれかには当たるでしょう、という得意のどんぶり勘定をしている。
たとえ今年のようにうだる暑さが続いて夏バテになっていても、朝忙しくてあれこれ食べる暇がない時も、これさえ食べていれば、なんとかなる気がしている。
アップサイクル感がすごい
このごちゃ混ぜサラダに、定まった分量も材料もない。とにかく冷蔵庫にある野菜や、買い置きの乾物(入れる穀物は大抵は乾物だ)をかき集めている。
1個というには大きすぎて1/3個分残っていた玉ねぎやパプリカ、他の料理に使って中途半端に残ったケール、朝ごはんに息子に出したけれど食べずに残したきゅうり半分とか。雑然とそれらが野菜室に転がっていたら、もしかしたら数日後にはシナシナになり、なんだか敬遠されて、最後には食べることなく捨てられてしまうかもしれない。
でも、ぜーんぶさいの目切りにして、まとめてごちゃごちゃまぜると、半端ものの集まりだったはずが、色とりどりで美味しそうな、なんだか体も元気になりそうな食事になる。その格上げ感といったら、最高だ。
さあ今日も混ぜむとす
そんなわけで、繰り返すと、ごちゃ混ぜサラダには定まった分量も材料もない。とにかく冷蔵庫にある野菜や、買い置きの乾物(入れる穀物は大抵は乾物だ)をかき集めて、好きなように味をつけて食べるというだけのことだ。もしこれを、酷暑の中で読んでくれた誰かが、あーこれなら食べられそう、家にあるものをごちゃ混ぜにしてみるか、と思ってくれたら、それは何よりうれしいです。
干豆腐と水菜のサラダの作り方の動画
ある日のサラダ(バルグルや枝豆、ブロッコリーあれこれ)の作り方動画