Yuka
最近の記事
- 固定された記事
「離散の軌跡(Traces of Displacement)」展@The Whitworth Centre、マンチェスター、イギリス 2023年4月7日– 2024年5月 #TracesOfDisplacement #マイベスト展覧会2023
ちいさな美術館の学芸員さんが企画してくださったアドベントカレンダー #マイベスト展覧会2023 に参加させていただきます。 「離散の軌跡」展’Traces of Displacement’ 9月ごろ、ある展覧会のためにイギリス、マンチェスターにあるThe Whitworthを訪れた。その際にふらっと立ち寄ったこの「離散の軌跡」展には、もう一度しっかり時間をとって足を運ばなければならないと感じていた。「離散の軌跡」と題されたこの展覧会は、歴史的で、かつ現代的な、まさに私た
「離散の軌跡」展で考えるヴァリアン・フライたちの難民救済活動@The Whitworth Centre、マンチェスター、イギリス 2023年4月7日– 2024年5月 #TracesOfDisplacement #マイベスト展覧会2023
「離散の軌跡(Traces of Displacement)」展のレポートのつづきである。今回は、ナチスから逃れることを手助けした人々や、その後異国の地で活動をつづけた芸術家にまつわる作品を中心にレポートしたい。 フレッド・シュタイン《ヴァリアン・フライの肖像》1967第二次世界大戦中(1039~45年)フランスの南部マルセイユの町で、芸術家や思想家を中心としたユダヤ人を救ったのは、ジャーナリストのヴァリアン・フライたちであった。彼が緊急救助委員会のほかのメンバーとともに
「離散の軌跡」展で考えるジェンダーと人道主義 @The Whitworth Centre、マンチェスター、イギリス 2023年4月7日– 2024年5月 #TracesOfDisplacement #マイベスト展覧会2023
「離散の軌跡」展で考えるジェンダーと人道主義 世界中の難民問題を扱った「離散の軌跡」展のレポート。今回はジェンダーと人道主義という枠で集められた作品について理解を深めていきたいと考えている。一つ一つの作品の背景のは奥が深く、おそらくこれをスタート地点として、ことあるごとに理解を深めていく予定である。2024年4月まで開催なので、もう一回は行っておきたいと考えている。 前回の投稿。 「離散の軌跡」展では、難民問題を、ジェンダーと人道主義という観点から考えていくために、いく
マガジン
記事
アーティストトーク'My work, my process and inspiration(私の作品、プロセス、インスピレーション)'by Lin Cheung
現在シェフィールドのキュポラギャラリーで個展を開いているLin CheungのアーティストトークイベントがYoutubeに上がっており、面白かったのでご紹介します。https://www.youtube.com/watch?v=PZg53w2JU8I トークの内容は、アートに携わるかただけでなく、新たな表現方法を模索しているかた、そして自己理解の手段としてのアートに興味があるかたにもお薦めです。Lin Cheungはイギリスのダービーシャーを拠点にして活躍している抽象画のアー