【ADHD服薬日記#7】ドクターストップで日記終了!
東京の一般企業でコンテンツディレクターとして働く30代女性が、ADHDの治療としてアトモキセチン(商品名:ストラテラ)を服用した経過観察の記録です。誰かの参考になれば幸いです。
【7日目】2024年2月26日(月) 25mg
服薬開始7日目の記録です。副作用に慣れるため、1日25mgで処方されています。以下は、当日に記録した内容に加筆修正を加えたものです。
<服用時間・服用量>
10:40、朝食後にアトモキセチン25mgを服用。
10:30
何とか起床して出勤打刻をする。
昨日寝られなかったせいか、今日は二日分寝た。
10:40
食べないで薬を飲むと吐き気がするので、食欲は無いが仕方なくヨーグルトを胃に入れて薬を飲む。
11:38
薬が効いてあたまじんじんしてきた〜
12:00
昨日は風呂キャンセルしてしまったので、今シャワーを浴びた。なんとなく具合が悪い。とりあえずソファに横たわって髪を乾かす。動けない。
昼ごはんもキャンセルする。さっきサツマイモを少し食べたから、あれが昼ごはんだったことにする。
13:30
薬が効いて具合が治った。
自動的に行動できて、やるべきことが勝手に脳内で整列してくれて、混乱しない。薬が効いているときの私さいこ〜。効いているうちにやることやる〜!
14:55
脳がクリアだな。今日の天気みたいだ。快晴の空、そこに何も無い。ただあたたかく穏やか。
17:22
普段ならひとつひとつ面倒に感じる仕事も、薬が効いている間はそう感じることがなくサクサク進んで嬉しい。
19:32
薬を飲み始めて最初の通院の日だった。生活の変化や副作用について話した。
先生からのコメント
・睡眠に影響があるようなので、飲む時間は朝食後にしましょう
・まだ副作用があるので、次の2週間も25mgで増薬せず体に慣らしましょう
服薬記録を先生に見せたらドクターストップがかかった
過去の記事で、服薬記録をつけすぎでは?と夫に言われたことを書いた。
自分としては改善するために記録は必要だと考えていたけれど、プロの客観的な意見を聞くために、先生に相談してみた。
先生に日記を見せると、「うーん」と言って顔をしかめた。
「日記をつけても良いですが、3〜4行程度にしましょう。記録をつけることはあくまで生活のオプションであり、メインではありませんから」
仰るとおり。あまりにも仰るとおりです。
やんわりとしたドクターストップにより、服薬日記を終了することにした。
約6ヶ月後の追記:
服薬を始めた当初、薬による脳の変化に興味津々でした。初めて体験した「普通の脳」が面白くて、薬の影響に対して敏感になり、事細かに記録していました。そもそもADHDの診断を受けた動機の1つに「違う世界を体験できるお薬を飲んでみたい」という好奇心があったくらいですから、変化を観察して記録しまくるのも当然と言えます。
過剰に記録することについて、夫の助言が無ければ医師に相談することも無かったでしょう。自分では「改善のためには記録が必要だ」という一般論を拡大解釈して、過剰な行動を正当化してしまっていたから。認知の歪みって、自分ではなかなか気づけないし治せない。身近な人と話すことは自分を大切にすることでもあるなと思いました。
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