「大きな女の子の小さなコンプレックス」を歌ったイ・ヨンジの曲「Small Girl」に共感しまくりな件
1.わたしの内なるコンプレックスを言語化してくれたヨンジの歌
昔からガタイが良いのがコンプレックスだ。頭が大きく、肩幅があって、いかり肩。身長は160センチちょっとだが、必ず「もっと大きいかと思った」と言われるわたし。
首が太くて短いのもコンプレックス、指先が丸くてすっとしてないのも嫌。足首が太くて足も甲高幅広、男みたいな足なのも嫌。
声も低いし、ガサツだし、指も見た目の女子力という意味では本当に低いわたし。
そんなことにコンプレックスを常に抱いていたから、彼氏にするなら必ず自分より大きい人が良かった。たまーーに細い人に「広い背中だね」とか言われて、ギャハハと笑い飛ばすけどそのあとの虚無感もすごかった。
でも結婚して子どもが生まれて、恋愛という戦場から離れたことでそんなことも忘れて。主婦はみんなどんどん太っていくしね。
でも最近になってK-POPにハマり、若い子に混ざって推し活するようになってからは、ときどき「アイドル側も、どうせファンになってくれるなら、若くて小顔で可愛い女の子がいいんだろうなぁ」なんてことも思うようになっていた。やっぱり根底には「でかい女」なコンプレックスがあるのだろう。
と、そんなガサツで大きい女の可愛い気持ちを歌にしてくれたのがイ・ヨンジ。彼女は韓国の売れっ子ラッパーなんだが、何よりその親しみやすいキャラクターが魅力的な彼女が今回、EXOのD.O.とリリースした曲「Small Girl」がそれだ。
ヨンジが持っているyoutubeバラエティでは、すっぴんで登場し、酒をがぶがぶ飲みながらK-POPアイドルと面白トークを繰り広げていて、こんなしおらしいヨンジを見るのは初めてかも。
2.ちなみにイ・ヨンジって誰?
ちなみにヨンジのことをご存じない方もいると思うので軽く紹介しておく。
基本的には歌手でラッパー。しかも作詞作曲もする凄腕。高校生のときカラオケで友達に「ラップ上手いじゃん」とほめられラッパーを目指して6か月後、大会に出て優勝。で、デビュー。って実はめちゃくちゃ才能ありなヨンジ。
最初にわたしが彼女を知ったのはこのバラエティ。
すっぴんで妙な格好をして酒をがぶがぶ飲みながらK-POPアイドルとぶっちゃけトークをするという激しめの企画。もうね、MCの回し方が関根勤とか高田純次、下手すりゃさんまさんなのよ。なのでてっきりそういうトーク系の大御所タレントさんかと思った。でも22歳。まじでビックリするわ。
セブチのホシの回
坂口健太郎も登場!
とにかく激しいので、今の日本ではなかなかできない感じの企画だけど、ぶっちゃけトークで面白いのよね。
かと思えばSEVENTEENのユニット「ブソクスン」とタッグを組んでバリかっこいいラップを決めたり、いや、こっちが本業なんだけど、オンオフのギャップもすごい。
最近ブルーノ・マーズとブラックピンクのロゼがリリースした「APT」もヨンジが一緒に歌ってて超ステキ!
セブチのユニット、ブソクスンでも爆イケラップを披露
一時期大ブレイクしたSmokeもめちゃクール
このギャップがすごくて思わず「ヨンジ姐さん」と呼びたくなる。だけど22歳。どーなってんの??
飲酒バラエティのMCまわしてるからてっきり30歳過ぎてるのかと思った・・・セブチのメンバーのことを「ヒョン」(年上につかう)と呼んでいたので調べて判明した。
3.で、そんなヨンジの「Small Girl」
でもね、こんなにしっかり者でカッコよくて面白くて、でも22歳でしょ。貫禄があっていいねって周りは言うけど、いろいろ思うこともあると思うんだよね。
K-POPアイドルの女性なんて、もう細くて小顔で小さい子だらけ。その中でヨンジは身長175センチ。声も低くて無駄に貫禄がある。わたし自身についつい投影しちゃうけど、いくらガタイがよくても、声が低くても、やっぱり「女の子」な部分てのが自分の中にあって、でも周りから「かっこいい」とか「しっかり者」って言われると、そうふるまうしかないし、そうしてるうちにそれが自分のキャラクターになっていってしまう。だからって今さら「わたしだって女の子だよ!」って声を大にして言えない。
そのほんのちょっとだけしんみりしちゃう気持ちを見事に歌っていて、そういえばわたしもそんなことを思うことがあったな、って共感した。
歌詞と和訳を引用してみるね。
この後にD.O.が歌う男性パートがあるんだけど、もうほんとね、背が大きくてガサツな自分をコンプレックスに思う女性が聞いたらキュン死にする展開な歌詞が繰り広げられるわけですよ。
ほんと、見たことないヨンジのかわいい雰囲気。
身長差がわかる海の後ろ姿。D.O.は確か身長178センチくらい。
そしてラストのシーンがね・・・
いきなりのチュー!!!!
この後のヨンジの慌てぶりがとんでもなくって、かわいくて仕方ない!
ぜひこのミュージックビデオ見てほしい!!!4分ちょっとだけだから♪
この衝撃のラストの後、2人でステージに立つ機会が何度かあったけど、ヨンジは恥ずかしくてディオの顔が見れなくて逃げ回っていたそうで・・・ほんとに逃げ回ってる(笑)
と、そんな話もこのバラエティでしているので面白い!ヨンジ、ものすごく気が付くし、場の空気を読むしで、たぶん繊細な人なんだろうなぁーと思う。
4.で、一緒に歌うD.O.って誰よ?
で、ヨンジと一緒に歌っているのは誰だって話なんだけど、こちらはBTSより前から存在しているK-POPの大御所「EXO(エクソ)」のメンバー、D.O.(ディオ)本名ド・ギョンス。
そしてこのEXOのD.O.なんだけど、わたしが見た映画でものすごいかっこいいと思っていたのが実は彼だと判明。当時はK-POPなんて興味もなかったので、大御所アイドルなんてことも全く知らずに俳優さんだと思って見ていた。
MVでもさすがの演技だったもんなぁー。
本業EXO(この中だと小さくて地味に見える)
俳優としても活躍。この映画を見てめちゃカッコいいと思ってた。
そして、歌がばりうま。鳥肌もんにうまい。
と、こんな感じでヨンジの曲がわたしの表面に出ていない部分のコンプレックスというか、ほんのり寂しい気持ちと諦めみたいなものを歌ってくれたことを嬉しく思う。
今はもうガタイとかそういう問題ではなく普通に太っているのでまずは痩せるところからだろうと思うけど、今週末に小顔揃いのSEVENTEENコンサートに行き、彼らに会うと思うと「可愛くなくてごめん」とちょっとだけ思う。
ヨンジの話はこちらのバラエティでも見られるのでぜひ。シン・ドンヨプというこちらは本気の大御所MC(関根勤に見える)といろいろ語ってくれている。
BTSからはじまり、SEVENTEENを推すようになっていろんなK-POPや韓国の番組がわかるようになってきたけど、ヨンジのこの曲に出会えてほんとによかった。
今日もお読みくださりありがとうございました!
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