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82歳にして、独学でアプリ開発しちゃった若宮正子さんに元気をもらいすぎた件
また、こんな老い方をしたい、と言う目標ができた。
NHKの朝バラエティー「あさイチ」で紹介された、80代でプログラミングを独学で習得し、アプリを開発してしまった84歳の若宮真子さん。
ここのところメディアに取り上げられて有名になったようだが、アップルの社長が彼女を大きなイベントに招待したことがきっかけらしい。
ちょうどここ最近、このままなんとなくパートをしながら60代になるのは、まずいんじゃないのか?と考えるようになり、どんな老後を過ごしたいか?から逆算した自分のプランを組もうとしていたところだったので、この特集は自分の生き方を考えるのにとても参考になった。
50代以降をどう生きるか。それが問題だ
現在はリユースショップのパートで働いている私だが、ある80代の常連のお客様に、「仕事があるって素晴らしいことよ、ありがたいことよ」と言うお話をされた。
80代のそのお客様は、とてもその年齢とは思えないほどしっかりしていて健康なのだが、働く場所もないし、行く場所もないから、そのリユースショップに毎日来てスタッフ達と会話を楽しみ、何か良いものはないかとお買い物するのが楽しみだとおっしゃっていた。
言われてみれば、いくら健康でも、80歳だと、どこかに雇われて仕事をするのは難しいだろう。その方は富豪の方なので仕事をする必要もないが、仕事をすることで得られるやりがいや達成感は、仕事をしていないと感じることって難しいよな、と思う。
専業主婦時代のわたしがまさにそれで、育児という「人間育て」という一大プロジェクトに関わっているけれど、自分が世の中に必要とされていない気がして、常に虚無感があった。
この記事に書いたように、たかがパート、されどパートで、パートに出た瞬間に鬱々とした気持ちがずいぶんと変わった。
わたしのような承認欲求の強い人間は、そうなると、どこかに雇われることが難しい年齢になったとしても、何かしら仕事っぽいことや、達成感が感じられる何か、を持っておかなくてはいけないんだな、と思うようになった。
さらに迫りくる「自立」の必要性
うちの旦那は20歳年上なので、もう70歳が目の前だ。もう既に閑職になっていて、たまたま勤めていた会社で創業メンバーだったこともあり、厚待遇を受けているが、おそらく来年か再来年には非常勤勤務となり、おそらく新入社員並の給料にに下げられる。その後は旦那が完全退職となり、年金生活に突入する。
わたしのようなアラフィフ同士の同年代の夫婦とはまた一味違う、香ばしい生活が人より早く来ることは、頭ではわかっていたが、実際に時期が迫ってくると色々と私も自分の生活、自分の欲しい物を自分で買えるように力をつけなくてはと思うようになってきた。
そう考えて、このままショップスタッフなど、手近なパートで50代を使ってしまうと、60代になってから子供が手が離れて、いざ会社員になってバリバリ働こう!と思っても、おそらく体力的にもきついだろうし、そもそも60代でブランクのある社員を雇うと言う気概のある会社も少ないだろう。
そう考えると、自分のスキルを身に付けて、老人になっても自活できるような何かを持っておかなくてはいけない、そのためには、これから来る50代の時間を使って、60代、70代、80代、もらえるかわからない年金をあてにせずに、自分で生活できるくらいの収入が得られる何かを探していこう、とつい最近ずっと思っているところだった。
ハローワークで痛感した「主婦がキャリアを活かせる場所がない」現実
ちょうど昨日は、ハローワークに行って、今までの自分の経歴を生かせるパートはないかと相談してきたところだ。
がっつり正社員の枠であれば、自分のキャリアにマッチする職がなくもないが、主婦業もこなしながら、手がかからなそうでまだまだかかる中2息子との時間も大切にしつつ仕事したいとなると、キャリアというよりは、言われたことをしっかりやることを求められる最低賃金のパート求人がほとんどで、今までの人生経験を活かせる職があまりに少ないことに愕然とした。
わたしの経歴はコンテンツ企画やプロデュース業務で、営業とWEB制作の橋渡し的な存在なので、パートでやるというのが難しいということもあるだろうし、ライティングとか編集経験も、外注委託か、専門職としてガッツリ取り組むかの2択になりがちで、パートの求人がないのも理解ができる。キャリア的に、パートで働くのが難しいんだなというのは理解できた。
プロデュースや企画の求人がないのに比べて、WEBデザインや制作、アプリ開発などの求人は結構多いのも気になっていた。
わたしは企画やプロデュース、編集という表面の仕事をしていたので、残念ながら制作ができない。だから、頭に浮かんだことを自分で形にすることができないことに、すごくもどかしさを感じていた。
だから、アプリの開発等のスキルをつければ、わたし自身のできることが増えて、もっと選択肢が増えるのではないかと思い、そういった職業訓練校はないかなど問い合わせてきたところだ。
80代で自分でアプリを開発しちゃった女性にのけぞる
ちょうどそんなことを考えていたタイミングで、今朝のテレビだ。82歳でプログラミングを挑戦し、自分でアプリを開発した若宮正子さん。
これは神の啓示かもしれない。
そうか。80代でも独学でアプリって開発できるんだ。と思った。だったら、わざわざ習いに行かずに、自分で何とかなるんじゃないか。
この若宮さんの経歴を少し調べたところ、三菱銀行でバリバリ仕事をされていた方で、おそらくもとの頭もめちゃくちゃ良い人。好奇心も旺盛で、思い立ったが吉日、すぐ行動。うん、そのあたりは私に似ているかも。
昔からNHKラジオ英語を聴いていたとのことで、好奇心が旺盛で自分で勉強することも好きな方なのだろう。
まあ、もともと才女だろうから、呑み込みの早さがすごいのだろうとは思うが、60歳で90歳のお母さまを介護しながらパソコンの使い方を習得し、80歳になって、自分で独学してシンプルながらもアプリと言うものが1つ世に出せるまでになるなら、48歳の凡人の私でも、なんとかなるんじゃないか?と思える。それだけで勇気をもらった。
私も彼女ほどの勢いはなくとも、色々とかじってみるのが大好きなので、早速アプリの開発について調べてみようかなと思う。
必要なら自分で学べばよい
アプリを作れたらいいなぁ、とぼんやり思ってはいたが、一体何から手をつけていいかわからなかった。なので、とりあえず職業訓練校は無料なので、ハローワークに聞いてきたのだが、あまりにも内容が幅広く、しかもエンジニア養成コースで、サーバー管理などかなりバックグラウンドの方まで勉強することになっていて、6ヶ月毎日通い続けることが必要になるのでさすがに主婦の自分にはきつい。
ちょうどハローワークの人と、それは無理そうだから、アプリ開発だけ自分で勉強するとか、そういったのを教えてくれるとこにピンポイントで行くとかして、自分でスキルを身に付けるしかなさそうですねと言う相談をして帰ってきた。
からの、今日の若宮さん。
そうか、やっぱり必要だと思ったことは自分でやるしかないのだ。
もともと独学体質で、大学受験も独学で予備校に頼らず突破したし、英検とかもすべて独学で取った。TOEICも独学だ。
気分屋なので、独学だと、中途半端な感じになってしまうのだが、それでも例えばアプリ開発なんかはアイディアさえあれば、自分の手で形に出来るし、
私はコンテンツプロデュースと言うコンテンツの企画をして、それを政策にディレクションすると言う仕事だったのだが、その中外的な仕事をパートで募集している企業が少なく、制作済できれば自分で自分のアイデアを作れるのにと思って歯がゆく感じていたところだった。
決めた。自分で勉強しよう。
いろんなことに手を出して、PTAだの、スペイン語サークルだの、フラメンコは一生やると決めているし、パートもやらなくちゃいけないしで忙しいし、自分のライティング能力を上げるために、noteの記事アップも、もっと頻度を上げていこうと思ってるし、そうすると1日が何時間あっても足りなくなるのだが、それでもやっぱりコツコツと今から準備をしていくことに越した事はないと思う。
素人でも、いろんなチャレンジができる時代
書くことは昔から好きで、ブログは20年近くやっているし、ネットオークションなども昔からやっているので、発信は得意なほうだと思う。
それでも、最近は「声の発信」とか、YouTube動画配信など、もっともっといろんな手段で発信ができるようになった。
FacebookなどSNSは得意なのだが、なんとなく声にも自信がないし、人のおしゃべりを聞くと言う感覚がないので、まだやったことがない。でも、やろうと思えば今日からでも始められる。
アプリだって、自分のアイディアを世の中に発信すると言うことで、自分なりの発信ツールと言えるかもしれない。
ダウンロード数が少なかったとしても、コンテンツをアップする機会が一般人にも開かれていると言う意味ではチャレンジするのは楽しい。
グラフィック系ではLINEスタンプを出したりできるし、素人がどんどんいろんな場所に参加できる世の中になっているなぁと思う。
自分に何ができるかは、探して、チャレンジさえすれば、いくらでもあるのだなぁと思った。
朝っぱらから本当に勇気をもらえる番組を見られてよかった。
英語学習がテーマの朝ドラ「カムカムエブリバディ」のご縁
こんな素敵な出会いがあったのは、実は40年ぶりに見たNHK朝ドラのおかげだ。
NHKの朝ドラにもめちゃくちゃハマったので、それついては別の記事で書こうと思うが、今回の朝ドラは、私がずっと大好きな英語の学習がテーマになっていて、今日の若宮さんも、NHKのラジオ英会話を聞いていた、というつながりで出演されたようで、それも縁を感じる。
朝ドラを見始めてから、平日の朝がとても豊かな気分になって大成功だったんだが、その流れで、その後すぐに始まるNHKの朝のバラエティ「あさイチ」を見るようになった。
目覚まし時計がわりに朝はワイドショー番組をいやいや見ていたのだが、朝っぱらから凶悪事件とか芸能人のくだらない噂ばっかりでうんざりしていた。だが、「あさイチ」は毎日なかなか面白いトークが聞けて、華丸大吉の司会も穏やかで、深掘りする内容で、「人に迫る」インタビューが印象的。朝からとてもいい気分になれるので好きだ。
活き活きとしている人は、それだけで希望になる
80代で活躍している人を見ると、アラフィフの私たちの希望になる。あんな風になりたい、あんな風に老いたい、そんな目標の人がたくさんいれば、もっともっと元気でいられるし、元気でいようと言う気持ちも起きる。
フラメンコでも80代の方が舞台に立ったりしていて、私の友達はその方が舞台に立つたびに鳥肌が立って震える、生きる希望がもらえると言う。
元気で素敵なシニアは、そこにで楽しくしているだけで私たちに勇気を与えるのだ。
ならば、私も中年として楽しく生きて、それを皆さんに見せることで、誰かしら何かしらの元気が出るかもしれない。わたしはわたしで楽しいし、見てる人がそれで楽しいなら、お互い幸せなのだからどんどんそういうことをやって楽しいことを追求していこうと思う。
さて、アプリの勉強は何から手を付けようか。ワクワクがとまらない。
朝お読みくださりありがとうございました!