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絶対的存在感を取り戻す旅2
2日目
朝食の時、思い切って日本人女性に昨夜のことを話した。「3人で話してるの聞こえちゃったんだけど、あなたを信頼してついこぼした本音だったので、どうせ言うならわたしのいる所で言って欲しかった…」
黙っていたらわたしは彼女と本音で付き合えなくなる。そう思ったので正直に気持ちを伝えた。
午前中は参加者の自己紹介で時間が過ぎた。
昨日1回目の儀式が延期になったことで、予定されていた全てのスケジュールが狂った。ブラジル人は慣れているのか…誰も気にする様子はなく(数人いたヨーロッパ人も)、日本人だけが文句?を言っていた。
お昼ご飯。わたしはその日もまだお腹の調子がイマイチだったので、食べ過ぎないように気を付けていたけど、それ以外は普通だった。
その日はダンスの時間があり、1人〜ペア、グループで様々なダンスをした。最初地べたに寝転んで瞑想?みたいなのから始めたのだけど、土足文化だからか?足の臭いが気になって、1人ソファに避難して横になった。日本人女性も参加していたので、途中で戻ったけど彼女はもうそこにはいなかった。
わたしはダンスが苦手だ。どう頑張っても身体が動かず踊ることが出来ない…だったはずなのに!その日は身体が気持ち良くスムーズに動いた。思い当たるのは…前回の儀式でブロックが外れたこと。その変化に自分で驚きつつも人生で初めて?位ダンスを楽しめて嬉しかった。
日本人男女と同室のブラジル人女性ダフィニもダンス教室に参加していた。わたしを見て「あなたダンサーみたい!わたしもそんな風に踊りたい」と言われ驚いた。でもやっぱり嬉しかった。
最後にみんなで目の前に広がっていた池に飛び込んだ。わたしも飛び込んだ。全てが楽しかった。
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その日参加者の1人(70代の男性)が発熱で休んでいた。ずっと食べず塩と水だけ摂りながら寝ていたけれど、夜の儀式の頃には元気になったらしい。例の彼女は散々主催者たちの文句を言いながらも最後は儀式を受けると言い、儀式1日目は結局予定通り3人とも参加することになった。
儀式の前に軽く夕食。
その日は午後から雨が降っていた。夜になっても雨は降りやまず…ティピに入ると風も強まった。また何らかの邪魔が入った気配を感じつつも…ギリギリの所で持ちこたえた。しばらくすると風も雨も落ち着いて、予定通り儀式の準備を進めた。
続く