ブラジルで黒魔術27
息子にかけられた「赤い糸の呪い」
気付いてからそれを解くまでの家族の物語。
自分用にメモしていたものを編集してます。
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続き
息子の部屋の入り口に置いた塩が溶け、
部屋を立ち入り禁止にしてから、
2週間近くが経っていた。
儀式から戻った翌日、
なんとなくもう大丈夫な気がしたので、
思いきって溶けた塩を全部雑巾で拭き取り、新しい塩に取り替えた。
そして部屋に入り、
わたしは部屋の床を拭き始めた。
すると…
家具の下から出てきたのか❓
硬い殻で覆われたミミズ?みたいな、
細長い虫が丸まって死んでいた。
ビーチとかでは見たことがあるけど、
家の中は初めてだった。
「あっ❗」と思った。
まるで悪いモノが正体を表した様な…
直感的にこれだと思い、
急いでそれをつまんでトイレに流した。
それから久しぶりに息子の部屋を掃除した。
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その日の夜見てみると、新しく置き直した塩は外側が少しだけ溶けていた。
娘に視てもらうと、
もう壁のひび割れはなくなり綺麗だと。
そして部屋には卵から生まれたと思われる龍さんがいた。
その龍さんは赤、オレンジ、ピンクの胴体に青や緑の柄が入っていると娘が教えてくれた。
もう少し時間はかかるだろうけど、
きっと時間が癒してくれると思う🙏
部屋の様子と龍の存在を確認し、
わたしは少しホッとしていた。
続く
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