今の仕事を選択する理由①
おたけです。
カンボジアのプノンペンに滞在して2日目。
今日は2部構成で執筆します。
先輩のご配慮で、今日は観光と孤児院に行くことになりました。本編①では観光についてシェアさせていただきます。
行った場所はトゥール・スレン虐殺博物館。
写真も何枚か載せますが、そっち系がダメな方はフリック操作そこだけ早めてください(笑)
こちらでは1975年から4年間、ポル・ポト政権下で知識人中心に虐殺された拷問所として使用されていました。
日本語学校の学生3人(全員カンボジア人)と一緒に回り始めました。オーディオを聞きながら、計3棟で構成された敷地内を順に歩いていきます。
2棟は拷問所で1棟は収容所の役割を果たしていました。
基本的に鉄格子のベットに手足を鉄輪で縛られ、普通じゃ想像できないやりとりがされていたようです。主に1人1室ですが集団でも入るところがありました。
収容所では2m程の壁が作られ、収容者は鎖で足を固定されてそこで生活していたようです。
隣の棟には収容者の写真が載せられていました。老若男女問わず対象になったことが見受けられます。
これだけでも心が締め付けられました。
そしてオーディオと一緒に学生3人も日本語で補足説明をしてくれました。
そこで更に胸が痛く感じたことがあります。
それは
「あと30年時代が違えば、この3人も対象になっていたのか」
ということです。
写真に写る数100人の人々、皆悪いことは一切していない。
その時代に生まれてしまったから自由がなかった。
ただ、それだけ。
帰り際に学生の内の1人が日本語で一言。
「ぼくたちはこのできごとがだいきらいです。」
この子たちと回れてほんとによかったと思う。
そして事実を知ったうえで自分はこの歴史、カンボジアのこれからに向けて何ができるだろうか?と真剣に考えるきっかけとなった。
暗闇で手探りだった目の前に少し光が差し込んできた気がする。
to be continued...