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【おすすめ映画】かもめ食堂

最近みた映画ではないのですが、私の好きな映画トップ10に入る映画ということで紹介していきたいと思います。

この映画は好きな人が結構多いのではないかなと思います。女性に多いのかな?一方で、寝てしまう人もいるかもしれません。笑。私の旦那がまさにそうです。

この監督さんの映画は他にも色々あるのですが、大きな事件はおきません。起承転結もそこまで大きくはありません。お正月にNetflixの人気韓国ドラマ「梨泰院クラス」を観ましたが、梨泰院クラスとは対極にある平和な話です。きっと、ハラハラ・ドキドキはしません。

ただね、この映画は本当いいのです。

どちらかといえば、静かに熱く夢をかなえていく女性の話

舞台はフィンランドですが、主人公は日本人の女性。フィンランドに移り住んで、食堂を開きます。その名前が、かもめ食堂。ブルーがメインカラーの北欧らしいカフェのような食堂。

建物も、洋服も、食べ物もおしゃれです。かもめ食堂をきっかけに、フィンランドに興味もった方はとても多いはず。

私が思う「かもめ食堂」の魅力

この映画の魅力は、良き出会いの連鎖です

最初は、食堂を開くものの、お客さんも来ず、近所のおばさま方にも笑われています。

そこに、最初のお客さんが現れるんですね。日本が大好きなフィンランド人の男性。ガッチャマンの歌詞について、尋ねられますが、よく覚えておらず答えることができません。

この後の主人公サチエさんの行動がすごい!!!

なんと、本屋さんに調べにいくんです。そして、たまたま本屋にいた日本人女性に質問するんですね〜。「あの〜すいません、ガッチャマンの歌詞ってご存知ですか?」

これすごくないですか?!

普通、たぶん調べません。仮に調べたとしても、本屋に行って無かったら諦めます。見ず知らずの人に、声をかけてまで質問しようと思いません。

そして、声をかけられた日本人女性(片桐はいりさん)の行動もすごい!

なんと、わざわざ、紙に書いてあげるんですね。見ず知らずの人にそこまで親切になかなかできないものです。

このやりとりが、きっかけとなって、映画のストーリーが展開していきます。いい出会いの連鎖が起きていくんですね。

そして、その出会いの連鎖が、サチエさんの人生を変えていきます。

人生は出会いで決まると私も思いますが、まさにそれが感じられる映画。

最初は、ちょっとした出会いかもしれないけど、ご縁を大事にして紡いでいくことが自分の想像を超える現実を連れてくるんだと思いました。


おすすめのシーン(ネタバレあり)

かもめ食堂をまだ観ていなくて、観ようと思われた方は、ここから先は映画を観てから読んでください♪

私がこの映画で一番好きなシーンがあります。

出会いの連鎖で、1人また1人とお客さんが増え、メニューが増え、一緒に働く仲間が増え、やがて、かもめ食堂は満席になります。その満席になった、食堂をあたたかく眺めているサチエさんの顔がなんとも言えないくらい素敵なんです。

夢をかなえた時の人の表情って、あんな感じなのかなと思いました。

やっった〜〜〜〜〜!!!いえーーーい。という感じではなくて、コツコツやってきたことが、形になって誇らしいというような表情。

実際、何かを成し遂げるっていうのは長期戦だと思うんです。

コツコツどんな時もやれるかどうか。派手じゃなくても、認められなくても動いていけるかどうか。サチエさんの努力を、泥臭くは描いていないけれど、顔には出さない葛藤とか苦労ってきっとあると思うんですね〜。でも、どんな時も自分を信じて、人を大事にしてやり続けたのだと思います。

だからこその、あの顔!!!

ぜひ、みてください。


ちなみにですが、この映画多分10回は観ました。笑。

私の相当なツボなんでしょうね。

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