過去を振り返って <三角お屋根のマーケット>
●地域住民の力を引き起こし、地域にすでにある資源を最大限に活用する
●頭(Head) こころ(Heart) 身体(Hands)の3H
●よりよい未来を思い描き、その実現を信じて楽しみながら取り組む
(トランジションタウン )
東日本大震災を経験し、以前経営していたお店「Cafe Poopua Woota」のお客さまと「今、私たちにできることは何か」を話し合い、衣食住を通して地域が繋がり、楽しむ 地域活性化イベント
オトナもコドモも笑い合う オーガニックマーケット
題して「三角お屋根のマーケット」を開催することにしました。(2011年)
主要メンバーは、Poopua Woota店主:わたし・桐生断食道場:藤野夫婦・あめつち舎:須永朋子・くらしのば ここ:武井直美さん・現場監督:オッキー・そして星野みっちゃん夫婦。
想いだけで突っ走って、想像してから開催まで3ヶ月もなかったと思います。
会場は、メンバーの親族であり街の老舗菓子店である「青柳」ノコギリ屋根店ホール(近代化遺産:旧東洋紡織織物工場)を借りることができました。まずは倉庫内の掃除・什器の移動から取り掛かりました。安全に使用できるまでの道のりは鼻の穴が真っ黒になるほど労力のかかるものでしたが、ここで開催することの意味を感じていた私たちに、よそ見をするという考えは全くありませんでした。
私たちが想像する思いの中には、『私たちが暮らす大切な町を笑顔で繋ぎたい。古き良き伝統を今に伝えたい。衣食住を通して豊かな生き方を提案したい』等の思いがありました。各開催ごとに細やかなコンセプトの中から重要となるテーマを決め、主となる担当の彩を盛り込んで、作り込まれていきました。
初回のコンセプトは「自然とともにある衣食住+笑顔」
2回目のコンセプトは「親子で楽しむ癒し空間」
3回目のコンセプトは「くるくる つながる」
出店募集にはいくつか譲れない条件があって、
手作り・オーガニックなど 衣食住に関するもの。
自然・環境・循環・子育てに興味があること・楽しいことが好きな方。
出店募集の中で、私たちが直接足を運んでお願いした店舗もありました。
会場で流れる音楽も、CDを流すということではなく、体感して欲しかったので
イベントの雰囲気に合うアーティストさんに出演して頂いたり、地元のクラブで活躍するDJさん、プロのダンサーさん・演奏家さんに盛り上げて頂きました。
第1回、2回、3回と実績のないところからのイベントの開催ではありましたが、市・教育委員会・地元新聞社・ラジオ局からの後援を頂くことができ、予想をはるかに超えた集客で、周辺駐車場は満車となるほどの人の流れでした。
巡回に来たおまわりさんも一緒に楽しんでくれたことなど、主催した本人たちが一番びっくりしたのを覚えています。
そして、私たちの想いを、たくさんの方に受け入れてもらえたこと。
皆様が笑顔だったこと。
参加店舗のあちこちが完売となったこと。
次の開催はいつですか?とたくさん問い合わせを頂いたりと、参加して下さった皆様の心に響いた良きイベントだったということ。
とにかくこの少ない人数でこのような規模のイベントを成し遂げたメンバーの心の繋がり、一体感はそうそう経験できるものではなかったと思います。
最後に開催した2013年以降は、メンバーそれぞれの生活が変化し、
一旦終了となりましたが、時が過ぎ、時代の大きな変化を乗り越え
「今、わたしたちができること」
また新たな形で、発信していく事でしょう。
私たちが過去に活動してきたことが、時代の流れと寄り添って今に繋がってきたことがとても感慨深い。
昨年の11月に行われた 「あめつちのまつり わらい」
2023年 あめつちのまつり わらい
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