盛岡&田沢湖 癒し&美味しい日帰り旅東北新幹線予約&乗車編
JR東日本のお得きっぷキュン💛パス
JR東日本管内の特急含む電車が乗り放題。指定も2回までとれて1万円というお得きっぷ「キュン💛パス」。例えば、東京→新青森は片道約18000円なので、いかにお得かがわかります。お得度合いでいけば新青森まで行きたいところですが、今回はアメリカのニューヨーク・タイムズが「52 Places to Go in 2023 (2023年に行くべき52か所)」でロンドンについて2番目に選ばれた盛岡に行くことにしました。
まずキュンパスは、2月14日~3月14日までの1カ月間、平日限定のチケットなので、今、記事を書いている今日までということになります。発売は乗車日に14日前までなので、突然思いついてふらっといくということはできないチケットでした。さらに購入はえきねっとというJR東日本のチケットサイトでしか購入することができません。私は以前からえきねっと利用者だったのでチケットの購入まではスムーズにいったのですが、その後の指定席の購入では四苦八苦。まったく指定が取れない!
自由席のないはやぶさ、こまち、つばさ
東京→盛岡で検索をすると、始発から14時くらいまですべて満席で取れませんという表示。東北新幹線のはやぶさ、こまち、つばさは全席指定席。自由席がありません。ということは私はどうやって盛岡へ行けばよいのだろうか…ネットで調べまくったところ立ち席券というのが発売されることもあることがわかりました。とはいえ、2時間以上、デッキで立っていくのはさすがにしんどいので、しかたがないので「やまびこ」で行くことを考えました。しかし、東京からにするとなぜか「やまびこ」は候補として出てこないので、予約のとりようがありません。上野から、大宮から…と少しずつ絞っていくと、ようやく宇都宮からのところでやまびこが候補に!さらに宇都宮から仙台までやまびこで、そして仙台で25分待って、仙台から盛岡まではやぶさの指定が表示され、宇都宮からではあるものの、指定が取れたのです。早めに東京駅に行ってやまびこの自由席に並べば座れるかもしれない。そこで座れなくても宇都宮からは指定がある、そう考えただけでかなり安心しました。
帰りは、盛岡からちょっと足を延ばして田沢湖まで行く予定だったので、田沢湖から東京の指定を取ろうと画策。こちらも田沢湖→東京だと14時以降は終電まですべて満席。仕方がないのでこちらも、田沢湖から仙台だったり、盛岡から仙台、田沢湖から宇都宮など、いろいろな区間で検索。結局、行きと同様、田沢湖から仙台、仙台で30分待って仙台から宇都宮で指定を確保することができました。
えきねっとのトラブルでみどりの窓口に40分並ぶ
あとはきっぷの発券ですが、私はえきねっとでよくクレジットカードエラーが出てしまうため、既に何枚ものカードの登録、削除をしているため、どのカードで決済したのかがわからないという最悪の状態に陥りました。(えきねっとが危険なサイトとクレジットカード会社のAIが判断し、クレジットカードの方でストップをかけている状態。いつも夜にチケット予約をするので、怪しいと判断されるらしいです)券売機で発券するには、購入時のクレジットカードが必要なので、そのカードがわからなければ、大行列のみどりの窓口に並ぶしかありません。ようやく順番が来たので、ダメ元で「指定がうまく取れなかったのですが、どこか空いていないでしょうか?」と尋ねたところ、とても親切な駅員さんでいろいろ調べてくれて、ビジネス車両で並びではとれないけれど、2席、とれますよ」とのこと。なんと東京から盛岡のはやぶさで指定が確保できたのです!!!!! やまびこ乗り継ぎよりも所要時間は1時間半短くなり、行きにゆったり指定で行けることになったのは、この旅の満足度をあげるポイントでもありました。帰りはどうにもなりませんでしたが、それでも窓口に並んだかいがあったという感じです。
わからなければ人に聞く。親切な車掌さんと出会いに、感謝!
旅行当日。この電車を逃したら行けないくらいの緊張感から東京駅へは30分前には到着。ゆっくりカフェでお茶をしてから乗車。東京駅からはまだすいていましたが、大宮を過ぎるとびっくりするくらいの人・人・人。デッキには立ち席券で乗っている方々でいっぱいでトイレに行くのも大変な混雑でした。今回の旅では、盛岡をプラプラしてから、田沢湖に行くプランを計画していたのですが、電車の本数の少なさ、田沢湖はバスで20~30分くらいのところにあるので、万が一、バスが遅れて田沢湖で帰りの電車に乗り損ねたら帰れなくなるかもという不安が沸き起こり、行きに田沢湖まで行き、帰りは盛岡から乗車にした方がいいのではと思うようになりました。
しかし、今、指定が取れているのは盛岡まで。乗っている電車は「はやぶさ・こまち号」のようで、盛岡ではやぶさとこまちに分かれる模様。どうすればいいのか…とその時、車内を巡回していた車掌さんを発見。チケットを見せて、
「田沢湖まで行きたいのですが、無理でしょうか」と尋ねたところ、
「う~ん。この車両ははやぶさなので、田沢湖には行かないですねぇ。盛岡についたら、ホームを走ってもらって、前のこまちに乗り換えてください。でも2分しかないので、どうかなぁ」
「ここは7号車ですけど、こまちは何号車から何号車なのですか?」
「こまちは11号車~1?号車です。盛岡に着く前に8号車まで行ってもらった方がいいと思いますよ」
「ありがとうございます!」
盛岡駅でこまちへ向かってダッシュする人多数
盛岡駅まであと10分となった時、移動開始。しかしデッキはもうカオスな状態。小さい子連れの家族は子どもが床に座ってゲームをしている、お年寄りは携帯椅子を出して座っている、みんな本当に大変そうで、なんともせつない気持ちに。盛岡駅についたとたん、猛ダッシュで走り出したのは私たちだけでなく、たくさんの方がこまち車両へ向けて走っていました。
東北新幹線は仙台までは何回か乗ったことがありますが、それより北には飛行機を使っていたので、今回は初めての新幹線。はやぶさ、こまち、つばさといろいろ複雑であること、また本数が少ないことも学びました。
始発駅を確認すればよかった。。。
帰りの新幹線はこまちとやまびこを乗り継いで、それも宇都宮まで。仙台でも30分も待つ…すると、指定が取れているやまびこの前に、「な~んだ。やまびこが1本ある!並んで自由席に座れれば東京まで帰れる。それも予約しているやまびこより停車駅も少ないから早く帰れる!」と思い、こまちを降りてから自由席車両の並びホームへ行くと、そこには長蛇の列。しかし数えてみればギリ座れるかもと期待をもって待つこと数分。到着した電車は盛岡始発だったのか、自由席はほぼ満席。仙台である程度降りるものの、とても座れず。結局、予約していたやまびこで宇都宮まで帰ることに。
宇都宮の夜は早い。21時ラストオーダーでも20:45には終了
すっかりおなかがすき、宇都宮で餃子を食べて帰ることにしたのですが、なんとなんと21時ラストオーダーのお店に20:45に行っても、本日終了の看板。お店の人に行ってもダメ。3件ほど周り、どこも断られ途方にくれながら、唯一あいていたラーメン屋さんでようやく夕食。しかしそのお店も21:15ラストオーダーなのに、21:10には早々に終了。その後、5~6人が「急いで食べるんでダメですか?」と聞いてもダメ。本当に人出不足なのか商売っ気がないのか、なんとも寂しい気持ちになりました。
21:54宇都宮発のやまびこでも満席
宇都宮からも新幹線に乗る人は本当に多く、到着したやまびこも満席。くたくたになりながら、東京駅を目指すことに。大宮で大量に降りるので、大宮から座れたものの、行きも帰りも新幹線には翻弄されました。しかし、やっぱり新幹線は早くて快適ですね。
盛岡&田沢湖の美しい景色&美味しいものについては…次回へ続く…