利尻島&礼文島 夏の旅②
利尻富士も雲に隠れ、雨の朝
今回の旅は8月27日(火)、夫と息子は利尻富士登山、娘と私はのんびり利尻島観光。28日(水)礼文島へ日帰り。29日(木)に帰京という予定で、レンタカーとフェリーの予約をしていました。しかし、27日は予報通りの雨。利尻富士登山は天候回復への一縷の望みをかけて28日へ延期することに。とはいえ、どうしても礼文島へも行ってみたいという夫と息子は雨の中、礼文島へ。
礼文島フェリーターミナル近くでトレッキング
礼文島は車がなければほぼ身動きがとれません。さらにレンタカーの台数も少なく、夫と息子はレンタカーは借りられない状態。それでもフェリーターミナル近くのトレッキングコースを雨合羽をきて散策。意外に楽しかったらしい。
利尻昆布について学ぶ
私と娘はレンタカーを借りて、「神居海岸パーク」へ「利尻昆布お土産作り体験」へ。古い学校の教室のような中で、まずは利尻昆布についての勉強。利尻島の昆布漁師さんの生活や天然昆布の生育に興味があり、いろいろ質問してしまうのですが、「う~ん どうなんでしょうね~」と終ってしまう…そしてついに「私、リゾバなんで、まだ利尻島には1か月しかいないので、何も知らないんです」と。そこからはリゾバについての話で盛り上がり、なかなか楽しい体験会でした。
お土産作り体験は、昆布を切って袋に詰めるだけ、ではありますが、他にやることのない島では雨でも楽しめる貴重な体験でした。
忙しいの次元が違う。のんびり空気が心地よい
その後、沓形のフェリーターミナル近くで夫と息子を拾うため、車で向かうも、一応街中なので、車を止められるところがわからず、ウロウロ。「島の駅」という看板を見つけ、道の駅は車を止められるので大丈夫だろうと車を走らせると、そうではなく、街中にある古民家で車を止めるスペースはなし。とはいえ、趣のある建物に惹かれ、車を別のところへ止めて、入ってみることに。
「カフェ自休自足」というとっても素敵なカフェ。席は4~5人掛けのテーブルが3~4つくらい。入った時は地元の方と出張で訪ねてきたと思われる方が4人いただけでしたが、その方たちが帰り、私たちが店に入ってから10分ほど。まだ飲み物も来ていないころ、夫婦1組と地元の方一人が続けてお店に入ってきました。地元の方は店主に向かって、「忙しそうだね~」と話すと、「いや~今、ほんと、たくさんきて、忙しくて!」と店主はバタバタ。東京にいると、常に大勢の人がひっきりなしに動いているような環境。カフェも常に満席の状態が当たり前の中、3組のお客でも忙しいと感じる店主。そののんびり感が何とも心地よく、こういう時間の流れもいいなぁと思ったのでした。
仙法志御崎海岸のアザラシに、富士野園地の高山植物
仙法志御崎海岸には、海とつながった囲いの中にアザラシがいます。野生のアザラシとはいかなけれど、悠々と泳いだり、くぼみに隠れたりといったアザラシの姿はかわいかった!遠くに見える利尻富士、遠くまで見渡せる海と天気がよければ絶景スポットなんだろうなぁと思い、ポツポツ、曇り空をなんとも恨めしく思ったものです。
そして、最後は富士野園地。小高い丘のようなところに、まだ高山植物が少し咲いていて、とてもかわいい。こちらも天気がよければ美しい夕日が見られるのになぁと思いながら、北海道の涼しい澄んだ空気を感じるだけでも幸せな時間でした。
~次回へ続く~