【BTS10周年】BTSに出会ってやっと生きてるって感じがした。
心から人を好きになれなかった。
パートナーと出会った瞬間に「ビビッ」と来た
なんてよく言うけれど
私には絶対にないと思っていた。
もう私の過去については
なるべく書かないようにしたいので
深くは語らないけれど
私は人を心から信じないように生きてきたし
それくらいが心地いいと思ってまわりと接してきた。
だから大きな失恋も
友達との大喧嘩もしたことがない。
それくらいの距離感で接してきたのだから。
まわりからしたら
私は面白みがない人間だっただろう。
自分でもそう思う。
それでも社会人になってから
一度だけ恋人がいたことがある。
とても優しい人だった。
私のことをいつも尊重してくれて
気を遣ってくれて
私と同じく子供と関わる仕事をしていたから
お互い子供が大好きで
私の父と同じで車とバイクが好きで
結婚するならこんな人がいいのかな・・・
と漠然とそう思っていた。
人として好きだったし魅力的な人だった。
でも私は関係が進むのが怖かった。
きっと彼も気づいていただろう。
あぁ・・・またこれだ。
また私は逃げてしまう。
そして私がちょうど転職と引っ越しのタイミングが
重なった時に私は彼との別れを決めた。
完全なる私のわがままだ。
いまだに本当に申し訳ないと思っている。
その頃は色々とバタバタしていたこともあり
自覚はあまりなかったけれど
あまり良い精神状態ではなかっただろう。
いかん・・・・・
また暗い話になってしまうので
これ以上は言いません!
そんなこんなで引っ越し作業を進めているときに
たまたまYouTubeのミックスリスト?で
流れてきたMVに心を奪われた。
BTSの「ON」という楽曲。
これが私の人生の分岐点となる瞬間だ。
曲調もMVの世界観もとても好みで
何よりビジュアルもダンスも
ずば抜けてかっこいい。
もちろんBTSは元からなんとなく知っていた。
Dynamiteで大ヒットした頃は
流行り物になどハマるものか!鼻持ちならん!と
正直興味を持とうともしなかったのだ。
そんな私がBTSという深い沼に
片足を突っ込んだ瞬間である。
当時の私は「ON」のMVを見て
特に気になっていたのが
韓国の人と思えないほどに
ビジュアルがエグい人(テヒョン)
サラサラの黒髪でめっちゃ好青年(ジョングク)
この時の私はまだ知らない。
テヒョンさんが
あんなにも可愛らしいゆるふわボーイで
ググちゃんが
あんなにも天真爛漫な悪ガキ(褒めてる)だなんて。
後にジンさん推しになるわけですが
この時はまだシルバーボイスのキラキラアイドルと
ただのインドアゲームオタクという
ギャップを持つ人であるとは知りません。
そこからはもう毎日のように曲を聴いて
バラエティーのまとめ映像やらコンテンツやらを
時間ができるたびに見ていった。
映像に映る彼らはいつも全力だ。
音楽に対しても、バラエティーに対しても、
もちろんファンに対しても
全力で向き合う姿はとてもかっこよかった。
そしてどのアーティストよりも親しみやすい。
自分たちに驕らず常に真摯で
それでいて地に足が付いている。
世界に名を馳せたきっかけは
Dynamiteだったかもしれない。
でもそうじゃないのだと、私はすぐにわかった。
最初の頃はBTSに関する噂を
良くも悪くもたくさん目の当たりにして
どれが真実なのかわからなくなる事もあった。
それでもBTSを知って数ヶ月の私だけど
そんな根も葉もない噂に
左右される必要はないと思った。
彼らの歌声を聞けばわかるじゃないか。
彼らのダンスを見ればわかるじゃないか。
それだけで信頼に足る人たちだと思ったのだ。
韓国語なんて挨拶くらいしか
知らなかった私だけれど
そんなの関係ないほどに
私はすぐに彼らのことを信頼したいと思った。
過去の自分だったら考えられない。
私はBTSの楽曲の中で一際思い入れのある曲がある。
Spring day(봄날)
実は私がBTSを知ったちょうど1年前の2月に
両家の祖母を立て続けに亡くしている。
この曲の歌詞はもう会えない大切な人に
もう一度会いたいと歌う曲。
春を迎える前にこの世を去った祖母。
四十九日を迎える頃
家のまえに咲いた桜がとても綺麗に咲き
カメラのファインダーを覗きながら
「ばあちゃんに見せたかったな」
と涙を流した春の日。
あまりにも重なりすぎて
そんな記憶を思い出して涙が溢れたのを
今でも鮮明に覚えている。
それからというもの
私にとって忘れたくない大切な人を
思い出させてくれる曲となった。
そんな感じで自分でも驚くほど
BTSに夢中になり、まわりからも驚かれる。
なんか最近楽しそうだよねと言われる事も増えたし
韓国男子の美意識に感化されて
美容にもちょっとばかし気を使うよになったから
垢抜けたねとも言われるようになった。
何度も言うが
過去の自分じゃ考えられないほどの変化だ。
大袈裟かもしれないけれど
やっと人間らしく生きれるようになった気がする。
そんな最中にとあるニュースが舞い込んだ。
韓国に籍をおく男子にとって
熟さねばならない義務。
「兵役」というもの。
職場にいる韓国出身の先輩から経験談を聞き
その過酷さを知ったし
もともとK-POPが好きだった同僚から
長い期間活動を休止しなくては
ならなくなることも知った。
私がBTSを知りファンになったのは昨年2月。
BTSがグループでの活動を緩やかにすると聞いたのが6月。
兵役を正式に発表されたのが10月。
正直私はなんで
今好きになってしまったのだろうと思った。
でも後悔はしていない。
なぜならBTSはもっと早い段階で
そういった決断をできたはずなのに
先延ばしになった末に今になったわけで
もしも入隊時期が違ったら
私はBTSを好きになっていなかったのかも
しれないのだから。
この歳になって
こんなにも夢中になれるアーティストに
出会えたことがまず幸せなのだ。
そんな幸せをくれたBTSの背中を押すことを
私は躊躇わない。
なんならこれまで彼らに
幾度となく付き纏ってきた問題であり
時計の針が止まったままの問題が
進み始めたのだから
進めるしかないじゃないかと私は思った。
もちろんまだ見ぬBTSのライブに
行けることは暫くないし
当然会える機会などない。
それでも私は信じたい。
7人が再集結する2025年と
彼らの末永い幸せな未来を。
いつか会場に輝くアミボムの一つとなって
会場にいる未来を。
私の人生をカラフルにしてくれた
大切な存在に心から愛を込めて
締めくくらせてください。
10周年おめでとうございます。
大好きです、これからもずっと。
由佳
ここまでご覧いただきありがとうございました𓂃 𓈒𓏸𑁍 いただいたサポートは今後の活動をより良いものにするための費用とさせていただきます。