衝撃の稲刈り現場!世界一美しいムーカンチャイの棚田
こんにちは!
ベトナム北部ムーカンチャイでJICA海外協力隊として活動中のYukaです🌻
台風の被害後、引越しやらイベントやらでかなりバタバタしており、投稿が開いてしまいました、、
無事に新居に引越しも完了し、元通りの生活に戻りました!
さて、今日は9月後半〜10月前半現在のムーカンチャイの稲刈りシーズンの様子をお届けします🌾
旅の参考にしてください!
6月下旬の様子はこちら
7月下旬の様子はこちら
稲刈りが始まりました
ムーカンチャイでは9月中旬頃から稲刈りシーズンに入りました!
「今ムーカンチャイの棚田はどんな感じですか?」
ってお問い合わせが最近とても多いんですけど、場所によって時期や状態が異なります。
10月上旬の現在でも、稲が育って緑色のところもあれば、稲穂が実って黄色のところもあれば、稲刈りが終わって茶色のところもあります。
でも、そんなカラフルな棚田の景色や、農作業の風景を見ることができるのもこのシーズンの良さだと思うので、稲刈りが完全に完了する10月いっぱいはギリギリ棚田の色を楽しめそうかな、、というのが個人的な意見です!
脱穀の方法がすごい、、!
日本では、江戸時代は千歯扱き(せんばこき)、明治時代は足踏脱穀機など、脱穀は手作業で行われていました。
大正時代になるとようやくエンジンがつき、動力脱穀機に発展したと言われています。
ですがここムーカンチャイでは、いまだに手作業で脱穀を行っています。
稲刈りシーズンに棚田に入ると四方八方から「ドンッ!ドンッ!」という音が聞こえてきますが、それは脱穀している音です。
大きな木の箱に刈り取った稲を叩きつけ、籾の部分だけを箱の中に落とします。
しかも驚きなのが、この作業は女性の仕事です。
かなりの体力を必要とする作業ですが、民族衣装を着て家族のために働くモン族女性の姿はとてもたくましかったです。
(田植え作業も女性だったな、、🤔笑)
もちろん精米まで全て手作業!
脱穀が終わると次は唐箕(とうみ)という機械を使って、籾の選別をしていきます。
収穫した籾を機械の中に入れて、くるくるとハンドルを回すと中の送風機が作動して、軽い籾や藁くずのみが風に飛ばされて除去されていきます。
道具をよく見ると漢字が書いてありました、、中国製かな?
玄米の姿になったら、袋に詰められて精米所へと運ばれます。
ちなみに精米も写真のような道具で手作業で行われています。
水張りから田植え、稲刈りから精米まで、全て手作業で行われていることを知ると普段食べているお米もより美味しく感じられる気がします。
ハンドメイドと一緒ですね、、!
ムーカンチャイのお米は超レア!
ムーカンチャイにいると、まるで一昔前にタイムスリップしたかのような感覚になる瞬間が多々あります。
でもそれは発展が遅れているからではなく、昔ながらのこの土地に適した合理的な方法を今も受け継いでいるからなんだなと思います。
そして私が一番びっくりしたのは、ムーカンチャイのお米は基本的には販売用ではなく、自分たちが食べる用だということです。
1年分のお米をこの時期に収穫して、家族で食べるために備蓄します。
そこで余った分のみを外部に販売しているそうで、だからムーカンチャイのお米を購入できたらかなり貴重なんだそうです。
ちなみにムーカンチャイのお米は日本米にもかなり近く、粒がしっかりしていてツヤツヤでとっても美味しいです!
棚田での農作業の風景を見てみたい!
世界一美しい棚田で採れたレアなお米を味わってみたい!
という皆さん、現地ムーカンチャイでお待ちしていますね🌾
Yuka