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【毎日135】『車いす専用レストラン』からみる、マイノリティ。
こんにちは、優花です。私は精神障害を併発していて、毒親サバイバーの経営者です。毎日楽しく、幸せに生きています。
今日は、『車いす専用レストラン』について見ていきたいと思います。
良いぢゃない、コレ!!
— サチ💜Sachi (@For_Butlers) February 21, 2020
マジョリティがマイノリティになった時、どんなに世界が違うか体験できて「ハッと気付ける瞬間」があるぢゃない!
良いね👍👍👍 https://t.co/asDL6XyB8l
『立場を逆転』。バリアフルレストラン!
オーナー「あ、二足歩行の方々ですか?通常は介助者の方がいないとレストランに入っていただくことができないですけれども…」
ここは、車椅子を利用する人が多数派のレストラン。健常者が入店すると、けげんな態度で接客されます。バリアフルレストランは、健常者に、マイノリティーとして実際にバリアを体験してもらい、障害と社会のあり方について考えてもらうための体験型のイベントです。
店の天井の高さは、170センチ。車椅子の人には十分な高さですが、健常者は腰をかがめて入店しなければなりません。椅子を置いていないため、健常者は中腰で立ったまま食事。店員も、他の客も、車椅子利用者です。
オーナー「腰の方は大丈夫ですか?」
健常者の客「大丈夫です。ちょっと痛いけど大丈夫です」
好奇の目で見られます。
オーナー「(天井に頭を)ぶつけてしまうといけないので…」
ヘルメットの貸し出しは、健常者に対するバリアフリーです。車椅子が動きやすいよう、床はツルツル。ビュッフェ用のお皿も、低い位置に置かれていて、車椅子利用者には便利な一方、健常者にはバリアを感じやすい設計になっています。
公益財団法人 日本ケアフィット共育機構・向笠理事「この世の中って、多数派の偏りのある世の中なんですよね」「多数派と少数派を逆転する発想です」
店の奥から聞こえてきたのは、スタッフ同士のこんなやりとり――
オーナー「中島さん!何ぼうっとしてるんですか!二足歩行の人が来たら丁寧に接しないとダメだから!」
店員「私、二足歩行の人とか対応したことないです」
オーナー「本当は受け入れたくないよ。だって売り上げ下がるもん」
車椅子の利用者が実際に体験した出来事を、演出として取り入れています。体験した人は――
体験した客「私はたまたま多数派であって、当たり前に生活をしていたので、多数派に偏った社会なんだなって、気付ける視点を持てた」
向笠理事「“障害”はどこにあるのか」「共生社会って何だろうって」「考え続けることが大事だと思う」
この体験型イベントは、とても素敵な試みだと思います。
世の中は、『多数派』のために出来ている、という側面があるからです。
私は女性で、精神障害者で、発達障害者です。
これらはすべて、『少数派』だということです。ですから、『少数派』の不満、憤り、悲しみ・・よく体験しています。
え・・?『女性』も『少数派』なの?
はい。『働く、生きていく』という事に対して、女性は女性であるというだけで、圧倒的に『社会的弱者・・つまり少数派』なのです。
『男性による、男性の為の、男性に有利な社会』が現実だからです。
『働く』という、『生きていくために、必要な活動』において、女性は非常に弱い立場に立たされがちです。
未婚・子無しの男女は、まだ気が付かない事でしょう。ですが、女性が『結婚』し、『子どもが出来る』と、まず「仕事はどうするの? 続けるの? 辞めるの?」と聞かれるでしょう。
・・おっと。話がそれ始めましたので、女性に関しては以下のnoteでどうぞ。
このように、『多数派』に都合の良い社会ですから、その中で『少数派』であることは、日常生活に色々と支障をきたすのです。
その『多数派では分からなかった、細かな~大きな支障』を体験するということは、『世界を良いほうに変える』素晴らしい方法だと思います。
『知らなければ、変えようとは発想しない』ですからね。
このイベントは『車いすの人』でしたが、他にも『妊婦体験』や『発達障害体験』、『耳が聞こえない人体験』『目が見えない人体験』など、様々な催しが開かれています。
ただ・・このようなイベントに参加する人は『意識が高い』方が多いですので、もっと『少数派に気が付かない、普通の人』にも焦点を当てて行きたいところです。
私も、障害とはっきり診断されるまでは、『障害者』へのイメージが湧きませんでした。よくわからないから、怖い。気持ち悪い。
そんな感覚だったように思います。
人は、『良く知らないものは、怖がる・気持ち悪がる・近づきたくない』あるいは『可哀そうだから、助けてあげよう』という、典型的な思考だったかと思います。
ですが、実際に自分も障害者だと知って、世界の見え方が一変しました。
「障害って、こんなに身近にあるんだ・・」
「誰だって、いつ『障害』になるか(診断されるか)なんてわからない」
「障害者には、本当に不利な世の中だ・・」
いつ、だれが『障害』になるかなんて、わからない。
診断を受けてないだけで、事故に遭っていないだけで、ただ偶然と幸運で『健常者』『定型発達』として生きている。
それらは、ただ、運が良かっただけ・・
そのことを、ひしひしと感じたのです。
そして、私は、以前『障害者』に感じていた気持ちを、私自身に向けられていることに気が付きました。
対岸の火事(私は火事側)のような感覚ですね。広くて深い溝がある。
それは、とても嫌な感覚です。
そして、私は、マイノリティについて知ってもらうべく、ツイッターやnoteを始めたのです。
というわけで、今日はこのあたりで。それではまた別のnoteでお会いしましょう!
★この記事は【毎日note】挑戦記事です。毎日21時更新。しっかり書き込んでいるnoteはタイトルに【毎日】表記のないものとなります。ランダムに更新します。【毎日】以外は重要かつ秘匿情報が多いため、有料noteがほとんどですが、中学生・高校生も気軽に読めるように、無料部分も多いですので、ぜひお立ち寄り頂けますと幸いです。
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