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【毎日38】発達障害のカミングアウトについて・・問題山積みだよね

こんにちは、優花です。私は精神障害を併発していて、毒親サバイバーの経営者です。毎日楽しく、幸せに生きています。


今日は、『発達障害のカミングアウト』について見ていきたいと思います。私は精神障害もありますが、発達障害の中のADHDとも診断されています。

まずはこのnoteのつぶやきにコメントして、司寺さんから来た返信についてから。

そう、『障害』って言葉、なんだかイメージが悪すぎますものね。。
私も、家族の一部以外にはカミングアウトできません。。自分が発達・精神共に『障害』って診断された時には、衝撃は受けたものの、一方ですごく安堵して、非常に納得感があったのですけれど、
社会の偏見と差別がすごすぎて。。(鈴木 優花)

このコメントに対する、司寺さんの返信が以下です。

僕はFacebookで発達障害と公開しているので、一応学生時代の知人の何人かは知っています。
その上で僕を受け入れてくれなければ、そこまでの仲だったのだと割り切りました。
実際に東京から僕の地元青森まで会いに来てくれて、「実は自分の姉も違う障害を持ってる」と伝えて、世の中での生きづらさに共感してくれた人もいます。
また、特別学級のクラスを持つ事になった知人もいて、「他人事とは思えなくて、投稿見てるよ。」と言ってくれました。
ただ、現実で全く発達障害を知らない人に打ち明ける勇気は、流石にないです。
僕は今家にずっと引きこもっていますが、外に出れていた時は障害をある程度理解してくれる所だけに通っていました。ですので、今の所は幸いにも発達障害者である事で差別を受けたことがありません。
しかし、職場などで理解してもらえず、辛い思いをしている方のお話も多く聞いた事があります。だから本格的に社会復帰しようとした時に、自分がどういう目で見られるか不安もあります。(司寺 宰)

そうなのです。私は、『障害者と無縁』の人たちとばかり交流していますから、発達障害だとカミングアウトしたら、「え?え?いきなり、何?どういうこと?発達障害って、なんだっけ??」とかいう反応になり、

そこから彼・彼女らは発達障害について検索・友人知人家族に聞き、自分なりの『判断』を下すことになるだろうからです。発達障害について『初心者』なので、周囲の人・どんな情報に触れるかが彼・彼女らの『判断』を左右します。そこにどんな要因があるかは未知数なので、今まで通りの友情が続くことは半々となるでしょうね。

また、医師・医療系の友人も多くいますが、逆にカミングアウトできません。日々の医療行為を通じて、その人なりの『発達障害への独自の見解』が確固としてあることが多いからです。

それが『良い理解』であればよいのですが、そうではない可能性もあることを考えますと、やはりカミングアウトはリスクが高いのです。

また、司寺さんの「姉たちは(ASDだということを)怒って認めない」という部分ですが、発達障害はきちんと専門病院で診てもらわなければ、『気のせい・個性』として放置されることが多いのですが、そこに問題が生じます。

このツイートの、『それ位きつく言わないと真剣に考えない親が多すぎる』ということが、様々な事を物語っています。

親の発達障害に対する偏見・差別が「自分の子が『被差別者』だと受け入れたくない」という気持ちにさせる、ということもありますし、発達障害も、精神障害のように『一見、健常者』に見えるからというのもあります。

発達障害ゆえの様々な『失敗』が重なることについて、仕事などでは非常に強い注意の対象となります。先日noteに書いたADHDの『異常な睡魔』についても、定型さんは「コーヒーとか、エナジードリンク、栄養ドリンク飲めば、眠気がさめるよ。そうでないなら、ヤル気がないってことなんじゃない?」

とか言われるのですが、ADHDの睡魔は、本当に異常で、自分ではコントロールできないくらい酷いものなのです。カフェイン・タブレットを何錠も飲んでも(これ、危険行為)、飲むたびに心臓がドクっていうような気がしても、睡魔は襲い来るのです。

ですから、私は毎日12時間睡眠を心掛けるようにしていますし、それは『工夫』の一種ですが、この工夫をすることで、『通常の会社員は、無理』という現状が出来上がりますので、

定型さんが思われる以上に、異常な『個性』が『障害』と言わざるを得ないほどひどく特徴的なのが発達障害なのです。『睡眠が長い』も個性と言えば個性ですからね。

そして、その障害は『あるもの』、『込み』で考えて日々のプランを練らなければ、(いわゆる『合理的配慮』ですね)発達障害者は『普通・定型・健常』に見えないのです。

そこで問題になるのが『カミングアウト』です。

これは、カミングアウトして合理的配慮があったほうが、生きやすくなるのはハッキリしています。ですが、そこに立ちはだかるのが『差別・偏見・無理解』です。

最近は発達障害についてテレビなどでも特集されていますから、発達障害という言葉は耳なじんできてる人も多いかと思いますが、

しかし、いわゆる『キラキラ障害者』ばかりテレビで見ている定型者は、結局、障害者に対して「テレビの人も出来たのだから、あなたも出来るはず。障害っていっても『個性』程度なんでしょ?」と合理的配慮の否定(これは差別です)をしてきて、

発達障害者は、非常に困惑し、無理解への悲嘆にくれることになるのです。

ちなみに、上記発言の定型者は「私、差別してない!フラットに障害者を扱っている私って、素敵だわ!」と、自己満足していることが多く、それを感じた障害者は、その溝の深さにも絶望感を覚え、

「こんなに『合理的配慮の否定(これは差別)』をされるなら、そして陰でバカにされるなら、(給料も同じように働いて一般枠の半分くらいだし)カミングアウトなんてせず、一般枠で生きればよかった!」となるのです。

ここにカミングアウトの問題が生じてくるのです。

社会全体の理解と、差別・偏見を無くしていくことが急務です。


というわけで、長くなってきましたので、今日はこのあたりで。それではまた別のnoteでお会いしましょう!


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