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密やかな打音と華やかなマーラー「ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団、藤田真央」コンサート


いきさつ

 個人賛助会員をしている東京オペラシティから、コンサートチケットをいただいた。ドイツのケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団とピアニストの藤田真央さんが行う、モーツァルトピアノ協奏曲第23番とマーラーの交響曲第5番の演目です。動画サイトの人気チャンネル「ファーストテイク」にも登場している藤田さんと、久しぶりのフルオーケストラ、行く前から楽しみが止まりません。

 コンサートホールで開催されるものの中でも、演者の多いオーケストラはやはりチケットが高めになるので、観客も通の方が多い印象です。席は左側前方、ピアニストの手元が見える特等席!ありがとうオペラシティ。

かんそう

 前半の演目はモーツァルトの「ピアノ協奏曲第23番」。クラシックコンサートはパンフレットに曲目解説があるので、題名がちんぷんかんぷんでも問題ありません。初めて藤田真央さん拝見しましたが、か、可愛い!
 ビジュアルも眼福な上、奏でる音は染み入る系です。ピアノは指で鍵盤を叩いてハンマーでピアノ線に音を鳴らす構造です。その、初手の打音がすーっと始まるので、音に構えるところがなくとても綺麗。
 後半はケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団によるマーラー「交響曲第5番」。100名を超えそうな演者全員で音を創り、一つの曲にするオーケストラの醍醐味がかっこよくて、久しぶりにクラシックをこんなに集中して聴いた!感じがあってよかったです。マーラーは総じて派手目の音色で構成されているので、華やか。指揮者のサカリ・オラモ氏もちょっとお茶目で包容力があって素敵な指揮者でした。団員の思考や意志を一つの音楽にまとめ上げる中央の席、とてもかっこいいな。

まとめ

 途中休憩ではアルコール飲んだら確実に寝るという自己分析の元、ノンアルコールビールで熱気をクールダウンし、最後まで余すことなく楽しめました!
 東京オペラシティの個人賛助会員は年会費5万円。こんな素敵なコンサートチケットを年間4枚もいただけるお得な制度です。芸術分野の支援がこれからもできる自分であれますように。

コンサート情報

サカリ・オラモ=指揮
藤田真央=ピアノ
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488
2025年2月13日(木) 19:00開演
会場:東京オペラシティ コンサートホール

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