『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』
もし私がこの本を紹介されて読んだのでなかったら、最初の数ページで投げ出していただろう。予備知識がない状態で最初の数ページを読もうとすると、すんなり頭に入ってこない。冒頭の段落だけでも、麦戸ちゃん、七森、白城、と3人登場する。七森は彼女がいるので男、という推測ができるが、彼女がここに登場している麦戸ちゃんなのか、白城なのか、ここにいないのか、すぐに判別できなかった。
頭のほうで登場する人物が多すぎる。ただ、いくらか読み進めたあと戻ってくれば、問題なく読めてしまう。
純文