マーケティングとは「組織革命」である。 個人も会社も劇的に成長する森岡メソッド / 読書メモ
『マーケティングとは「組織革命」である。 個人も会社も劇的に成長する森岡メソッド』を読みました。
読んだきっかけは、森岡さんが出演されていた「林先生の初耳学」!
もちろんあのUSJを立て直したマーケターとして存じ上げていましたが、林先生と話す森岡さんが穏やかで、聡明で、愛らしくて(?)、数学力で鍛えたマーケティング力「おおーっやっぱり森岡さんの本読みたいなー!!」と思ったのでした。ああ、ミーハーな私。
この本は下記の3部構成です。3つ目の特別対談はちょっとおまけっぽい感じ。
【第一部】 組織に熱を込めろ! 〜「ヒト」の力を活かす組織づくりの本質〜
【第二部】 社内マーケティングのススメ 〜「下」から提案を通す魔法のスキル〜
【特別対談】 成功者の発想に学べ! 〜起点となって世の中を変えた先駆者たち〜
マーケティング経験が浅い人やほとんどないよ、という人でも、語り口の柔らかさ、わかりやすい解説でスラスラと読めると思います。マーケティングに興味関心があればスッと入ってくるなあと思ったので、ぜひ非マーケターの人にも読んでほしい。森岡さんは全ての人がマーケティングスキルを身につければもっと日本は強くなる!と思っていらっしゃるようなので(意訳)、マーケターだけを対象にしすぎないまとめ方がさすがだなあと思いました。
また、特に第二部は「コミュニケーションスキル」を中心に書かれています。単なる対人能力ではなく、自分の強み・弱みを理解し、組織でどう立ち回り、どうステークホルダーと対峙し、どのように自分の戦略を理解してもらい実現させるか、説得するのか。絶対にマーケター(や仕事人が)避けて通れない、自らの企画を通すための進め方を細かく解説してくれます。私はまだまだその経験値が低いのですが、森岡さんのような方でももちろん全知全能ではなく、得手不得手があるのだなあと(当たり前だけど・・)。
最後の特別対談はショートストーリーなのでさくっと読めます。セブン&アイ・ホールディングス名誉顧問 鈴木 敏文さんの回が私は好きでした。
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