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この世の万物、森羅万象から学ぶとは

皆様、こんにちは😊
フルート奏者・作家の向(むこう)由佳でございます。
本日もお越しくださり、ありがとうございます。
感謝申し上げます🩷

さて、本日は「この世の万物、森羅万象から学ぶとは」ということについてお話しします。

つい「学び」とか「勉強」と聞くと、私たちは学校での勉強、学習のことを想像してしまいますが、本来の学びとは、自分の魂を磨くための勉強のことを指します。学生時代の勉強も確かに学びではありますが、私たちの人生からすれば、それはほんの一瞬の出来事に過ぎません。

では、自分の魂を磨くために、どのようなことから学べば良いのかというと、それは「負の出来事や状況」が先生なのですよね。また、或いは、「自然」も先生として見ることができます。

私たちは、負の出来事——つまり自分に不都合なこと、よくない出来事を避けようとしてしまいがちですが、実はそのような出来事というのは、自分の魂のレベルを上昇するために起きています。そして、その出来事は、その人のレベルに合ったものが来るので、回避せずに「この出来事から自分は何を学べばよいのだろう。このような状況のときは、どうすればいいのかな」と考えて、思いついたことを一つ一つやってみて問題を解決していくことで、魂が磨かれてレベルが上がるんですよね。つまり、魂のレベルが上がる状態というのは「その問題を乗り越えた」という状態です。

私は、負の出来事を「神様からのお試しが来た」と受け止めるようにしています。なぜなら、そこから何かを学んで自分の魂のレベルが上がると、自分の人生がどんどん良くなっていくことが分かっているからです。

私は、頻繁に人から「運が良くて羨ましい」と言われるのですが、これは、「ネガティブな出来事を一つ一つ自分で乗り越えてきたから、神様からご褒美をいただいている」に過ぎないのです。ネガティブを回避していたら、神様からご褒美はいただけません。ですので、本気で運を良くしたいと思うなら、自分の身に降りかかるネガティブな状況に飲み込まれるのではなく、また、ネガティブな状況を回避しようとするのではなく、落ち着いて「ここから自分は何を学ぶ必要があるのか」を考えて行動していくことが重要です。

また、森羅万象から学ぶということであれば、自分の年齢より若い方からも学ぶ姿勢は持っていたいと私自身は自分の心に留めています。もちろん、若い方の全てが正しいということではなく、年齢が上の方が全員間違えているということでもなく、悪しき事例は反面教師とし、良い事例であれば取り入れる、ということ。ですので、年齢が若くても、心が老害のようになってしまっておられる方からは、「反面教師」として学ばせていただき、年齢が若くても立派で良い行いをしている方々からは、それを「見習う」という形で学ぶことを大切にしています。こうすれば、宮本武蔵の「我以外皆我師(自分以外の全ての人は、自分の人生の師である)」という言葉に即した生き方になるのではないかと思います。学ぶとは「その人の行いを全て真似るというわけではない」のです。自分で良し悪しを判断する目を育てていかないと、良質の学びを得ることはできません。表面的に相手を見るのではなく、その人の本質を見ること、本質を見ようとする気持ちが大切です。

自然からの学びも、植物や生き物の在り方から学ぶこともできますし、自然災害が人類に何を語りかけているのかを受け取ることも学びです。こうした微細なメッセージを無視していると、自分自身の魂は磨かれることはありません。自然災害を単なる災害としたり、人のせいにしている以上は、自然からのメッセージを受け取ることはできませんし、何も学ぶことができません。

松下幸之助さんの「学ぶ心さえあれば、万物すべてこれ我が師である」という言葉が、私は大好きなのですが、学ぶ心があるというのは、全てにおいて謙虚な姿勢でいられると思います。人間は油断すると傲慢になってしまう生き物。だからこそ、常に学ぶ姿勢を持つことが大切なのではないかなと思います。

とはいえ、まだまだ私も半人前。できていないことも色々あります。人生の学び、魂を磨く学びは一生続きますので、今後も自分の心を、人としての在り様を、そして自分の魂を磨いていく所存でございます。

必要な方に届きますように。

※画像は写真ACからダウンロードしました

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