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インフルエンザの発祥地はどこか。

インフルエンザはいつどこで見つかったのか

インフルエンザは、毎年冬になると流行する感染症のひとつです。
高熱や関節痛、咳などの症状を引き起こし、重症化すると肺炎や脳症などの合併症を起こすこともあります。
インフルエンザは、インフルエンザウイルスというRNAウイルスによって引き起こされますが、このウイルスはいつどこで見つかったのでしょうか。


インフルエンザの発見

インフルエンザの症状は古くから記録されていますが、その病原体は長い間不明でした。
インフルエンザウイルスは、1933年にイギリスの研究者たちによって初めて分離されました。
彼らは、インフルエンザに罹患したフェレットに、患者の鼻汁を注射すると、同じ症状が出ることを発見しました。
その後、フェレットからウイルスを回収し、電子顕微鏡でその姿を確認しました。
このウイルスは、A型インフルエンザウイルスのH1N1亜型でした。その後、B型インフルエンザウイルスは1936年に、C型インフルエンザウイルスは1947年に、それぞれ分離されました。

インフルエンザのパンデミック

インフルエンザウイルスは、人から人へと感染し、世界的に大流行することがあります。
これをパンデミックと呼びます。
インフルエンザのパンデミックは、科学的に確認されているのは1900年頃からで、20世紀には3回、21世紀には1回起こっています。

1918年~1919年のパンデミック:
スペイン風邪と呼ばれる。
A型インフルエンザウイルスのH1N1亜型が原因。
世界中で約5億人が感染し、2000万人から1億人が死亡したと推定される。
日本では約2300万人が感染し、約38万人が死亡した。

1957年~1958年のパンデミック:
アジア風邪と呼ばれる。
A型インフルエンザウイルスのH2N2亜型が原因。
世界中で約1億人が感染し、150万人から400万人が死亡したと推定される。日本では約2000万人が感染し、約10万人が死亡した。

1968年~1969年のパンデミック:
香港風邪と呼ばれる。
A型インフルエンザウイルスのH3N2亜型が原因。
世界中で約3億人が感染し、100万人から400万人が死亡したと推定される。日本では約2000万人が感染し、約3万人が死亡した。

2009年~2010年のパンデミック:
新型インフルエンザと呼ばれる。
A型インフルエンザウイルスのH1N1pdm09亜型が原因。
世界中で約7億人が感染し、15万人から57万人が死亡したと推定される。日本では約1500万人が感染し、約200人が死亡した。

インフルエンザの予防と治療

インフルエンザは、ウイルスが変異しやすいため、完全に根絶することは難しいと言われています。
しかし、予防と治療の方法は、年々進歩しています。
インフルエンザの予防と治療には、以下のような方法があります。

ワクチン:
インフルエンザのワクチンは、毎年流行すると予想されるウイルスの株に合わせて作られます。
ワクチンを接種することで、インフルエンザにかかるリスクを低減したり、症状を軽くしたり、合併症を防いだりすることができます。
ワクチンは、高齢者や基礎疾患のある人など、重症化しやすい人に特に推奨されます。

抗ウイルス薬:インフルエンザの抗ウイルス薬は、ウイルスの増殖を抑えることで、症状の改善や短縮、合併症の予防に効果があります。
抗ウイルス薬は、発症後48時間以内に使用することが望ましいです。
抗ウイルス薬には、タミフル、リレンザ、イナビル、ゾフルーザなどがあります。

一般的な対処法:
インフルエンザにかかった場合は、十分な休養と水分補給を心がけましょう。
また、解熱剤や鎮痛剤などを服用して、症状を和らげることもできます。
ただし、アスピリンは、インフルエンザによる脳症のリスクを高める可能性があるため、20歳以下の人は避けるべきです。
また、インフルエンザは他人に感染しやすいため、マスクの着用や咳エチケットなどを守って、感染拡大を防ぎましょう。

まとめ

インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって引き起こされる感染症です。
インフルエンザは、ワクチンや抗ウイルス薬などで予防や治療ができますが、ウイルスの変異に注意が必要です。
インフルエンザにかからないためには、自分の免疫力を高めることも大切です。
免疫力を高める生活習慣を心がけましょう。

今日も読んで頂きありがとうございました☺

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