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感性が開く
こんにちは、ゆかです。
フォトグラファー濱田英明さんの個展に行ってきました。
詳細はこちら↓↓
時間の面影 resemblance of time
東京 巡回展
会期は2/2(日)まで
https://x.com/HamadaHideaki/status/1871767100337066197?t=mLT0v5VJsiX8DayfKW1hnQ&s=19
私は写真のことはなーんにも知らなくて、濱田さんのお名前も数日前に知ったばかり。ちょうど個展をやってるから来てみた、というライトなノリです。
ともかく、ギャラリーに入ると、
写真が小さい
30センチ四方くらいの額に、作品は5✕10センチくらいの大きさ。
ギャラリーががらんとしてるのでますます小さく感じます。
近づいて眺めてみると、
あ、動いてる!
液晶画面が額装されていて、そこに動画が流れているのです。
そうかー
今どきの写真はデジタルなのか
動くのね
スマホの中では当たり前なのにね。
こうして液晶画面を額装して飾るという発想がなかった。
写真展といえば、フィルムから現像して、大きく引き延ばすものと思ってました。
写真業界のスタンダードが分かりませんが、認識が一気にアップデートされました。
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濱田さんの作品は静かです。
じっと見つめていると、自然と人と、建物と、車や電線さえもが全体としてひとつの有機物となり、静かに呼吸しているように見えました。
しんとした世界観に、目も肌も見開かれ、全身で画面を感じようとしていました。
映像の美しい、映画の一場面のようでした。
普段、いかにノイズに溢れた視覚情報を浴びているのかを感じました。
世の中には様々な目的のものがあるので致し方ない面はあります。
けれどもあまりにも無自覚、無目的に自分の感性を疲れさせていたなと思いました。
感性が開く、を感じたひとときでした。