色違い集めて、何になるの?
「ピンク色のポケモン、どんな種類がいるの?」
そんなマニアックな質問に、画像つきで回答出来るようになる。また「諦めずに、色違いを捕獲してきたんだな」と自らの継続力の高さを認識。
色違い集めで気付けた、大切なこと
「色違いポケモン集めなんて、よくやるね」ゲームに興味のない方に言われる。やると決めたことは継続できる長所を、30歳を過ぎて気付いた。遅すぎる。再就職の履歴書に記載できたであろう長所を、今 知った。
同じ色の色違いを6体並べ「迫力あるな~」と日々日常のストレスを癒やしている。
忙しすぎる毎日
ポケモンの話とは一切関係ないが、1か月前から8歳娘がピアノ教室に通い始めた。本当は…2年前の幼稚園年長さんの頃から「ピアノがしたい!」と度々お願いされていた。
自宅で練習をサポートするのが、ダルすぎて習わせたくない!!
そんな私の身勝手すぎる理由から「プールの習い事しているし。やらなくていいよ・・・」と誤魔化し、話を反らせてきた。
しかし6歳息子が週2サッカー、週1プールに通い出す。娘だけ習い事が1つなのも平等ではないな~と渋々 2年お願いされ続けたピアノ
今 …いいよと承諾。
いいよと言ったのが運の尽き。私のスケジュールは物凄く忙しくなった。
週5で午前中パートに繰り出し、仕事から帰宅後。息つく暇なく週5で子の習い事の送迎という鬼畜スケジュールが始まった。
習い事が始まるまでの、スキマ時間の1時間…6歳年長さんの息子 友人と公園で遊ぶため公園の主になる。
習い事から帰宅後、8歳 娘のピアノの自主練付き添い、晩御飯の準備・学校の宿題とサポート。子を寝かしつけた後に、色違いポケモン厳選をしている
時間がないからと、諦めるのではない「今の時間しか、やる時間ないから。集中してこなす」が短スパンで次々やってくる感覚で生きている。
経験格差という 嫌な言葉を知ってから
私は習い事をしたことがない、貧困家庭で育った。幼い頃の家族旅行は小学2年生で最後。関東以外の宿泊先に泊まったのが、修学旅行が初めて。飛行機に乗ったのも、修学旅行がなければ乗れなかった。
大学時代に、実家近くのスーパーでアルバイトをした際。パート先のおばちゃんから「あら、〇〇のとこの娘さん?おたくの親が昔 中学の制服をくれくれとうるさくてねえ」と言われた。
私は母がそれほど人に頼み込んで、学校の制服を用意したことを知らなかったので。物凄く恥ずかしかった
それと同時に「ああ、こんなこと知りたくなかった」と消えたい気持ちになった。それから、大人になり「親ガチャ・経験格差・貧困は連鎖する」という言葉を聞くと気になって見てしまうようになる。自分に言われている気がするから。
だからこそ、娘と息子には。芯があり。好きなことを幼少期から抱えて、それを育てることが親の勤め。素敵な思い出をたくさん作って、幼少期を過ごしてほしいという願いから。習い事をさせている。
この願いを叶えるために、私は働き方をフルタイムではなくパートにしなければならない。難しいところだ。
私がゲームを沢山所持しているのも、私の親が仕事で。習い事に連れて行く時間もなく・気力もなく。ゲームを買い与えて、家でお留守番させて大人しくさせておこう という放置後予備軍の爪痕だ。私にとってゲームは恨めしい存在でもあり、大好きな存在でもある表裏一体。