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音楽を楽しむとは

皆様こんにちは!チェリストの近藤悠叶です。
いつも投稿をご覧いただきありがとうございます。
少し、というかわりとご無沙汰な更新となってしまいましたが^^;
これからぼちぼちマイペースに更新してこうと思いますので
どうぞよろしくお願いいたします!

音楽を楽しむって?

さて、皆様にひとつ質問です。
「音楽を楽しむ」とは、どういうことでしょうか?

すごく漠然としていますよね。
もちろん好きな音楽を聴く、楽器を弾く、周りの音に耳をすます・・・
色々あると思います。
人間にとって音楽はどのような作用が起こるのでしょう?
そこから音楽を楽しむにどう結びつくのでしょう?

音楽と脳の関わり

音楽は人間の脳にかなり影響があるそうです。植物やお酒にも然り。
よく醸造所や野菜農園でモーツァルトの音楽を聞かせています!なんていうところも聞きますよね。

音楽と植物~とか言い始めるともう収集がつかないので、今は人間が音楽を聴くというところにフォーカスしたいと思います。
まず、人間が"好きな"音楽を聴くと心身のストレスが軽減されます。
これは副腎皮質から出るホルモン、コルチゾールが減少されるということになります。
コルチゾールは人間にとって欠かせないとても重要なホルモンの一つですが、大きなストレスがかかると分泌量が増え、うつ病などストレスが原因の疾患になりやすくなってしまうのです。

しかし、好きな音楽を聴くことによってこのコルチゾールが減少されるので人間の心身は穏やかになれるのです。

また、ストレス軽減に関して関わってくる脳内物質はセロトニンです!
セロトニンは人間にとっての3大幸せホルモンの1つで、
これも心の安定やストレス軽減に関連していて、穏やかな幸福感を感じられます。なにげない日常を有難く感じるときに出たり、朝散歩をして太陽の光を浴びることでもセロトニンが分泌されます。

このほかにも、好きな音楽を聴くとドーパミンという脳内物質が出て
楽しい!
という気持ちにさせてくれるのです。

ドーパミンも人間にとって3大幸せホルモンの1つとも言われていて、やる気、達成感などを感じたときにも分泌されます。
過剰に出たり、バランスが崩れると依存症を引き起こしてしまうちょっと怖いやつでもあります。

人間のしくみで音楽が楽しいと感じられる

このように脳内物質やホルモンのおかげで人間は音楽を聴いて楽しいと思えたり、癒されたりと楽しむことができるのです。
音楽は人間が人間のために作り、生まれたものです。

音楽で誰かの気持ちに寄り添ったりすることができる。

だからこの世界には音楽が溢れているのです。
殺伐とした不安定な世の中ですけど、なんだかこの世界も全て悪いわけじゃなさそうに思えてきますね。

音楽を聴いて楽しい

音楽が与える影響

ざっくりと"好きな"音楽という枠組みで記事を書いていますが、
私が日頃関わっているクラシック音楽も、もちろん人間にとって良い影響を与えるものです。
クラシック音楽はリラックス効果が高く、生演奏を聴ける場所では耳と体の両方で癒し効果があるのです。
楽器の響きや楽曲のリズムや繰り返し、演奏者の息遣いは1/F揺らぎ・・・などなど、癒しが溢れています。先程、脳内物質のセロトニンとドーパミンの話が出ていましたが、クラシックの場合はセロトニンの方が多く分泌される傾向があるということにも癒しが溢れる理由にもなりますよね。

"好きな"音楽

音楽は体の仕組み的にも人間を癒し、楽しい気持ちにさせ、生きる活力を生み出します。
生きる活力は人間を豊かにする。
クラシック音楽に携わる人間として、もちろんクラシック音楽を聴いてくれる人が増えることが一番です。
しかし、音楽の好みや理解は人それぞれです。
まずはこれいいなー、好きだなーと思える音楽に出会ったらどんなものでもいいので聞いてみてほしいです。
そして、色んな音楽を知ってほしいです。
好きな音楽が見つかれば、そこから枝が生えてさらに音楽の幅が広がりますから。
広がった先に、クラシック音楽があれば嬉しい限りです。


本日も最後まで読んでいただきありがとうございました!


☆チェロ教室-結-☆
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