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17、デンマークにある価値観のサイクル

さて、いよいよ本題です!SDGs的なランキングで上位を独占する北欧デンマークにある価値観とは、いったいどんなものなのでしょうか?

10年以上デンマークで暮らして仮説と検証を繰り返してきた立場から、デンマーク社会の根幹にある価値観をご紹介させていただきます。

そして、ここでシェアさせていただく価値観は、SDGs先進国の根幹にある価値観。つまり、これからの世界をリードしていく価値観です。

ですから、日本の企業・行政・教育・組織、そして皆さんひとりひとりの人生にとっても、未来を考える上で重要なヒントを与えてくれるはずです。

ポジティブな価値のサイクル

シンプルにまとめると、デンマーク社会には以下のようなポジティブなサイクルがあるような気がします。

信頼 → 安心感 → 自己肯定感 → 自然体でいられる心地よさ → オプティミズム → 勇気 → ポジティブな感情からくる主体性 → 自己決定 → 挑戦心 → 情熱 → 自由(自分の人生を自分でコントロールしている感) → 幸せ → 心のゆとり → 寛容さ(他人を尊重) → 平等実現 (→ リベラルな社会) → 多様性を包摂する連帯感 → みんなにオープン → 透明性 → 信頼

また、デンマーク人は自然を愛し、五感で体感することを重視し、フィジカルです。

もちろん、デンマークにもこのようなサイクルで回っていない集団や組織はあります。けれど、デンマーク社会全体にはポジティブなサイクルがあるように感じます。

では、このポジティブなサイクルを裏返すと、どうなるでしょうか? 

ネガティブな価値のサイクル

不信 → 不安感 → 自己否定感 → 自然体でいられない違和感 → ペシミズム → 恐れ →
① 受動的 → 他者依存 → 諦め → 無気力 → 不自由(自分の人生を自分でコントロールしている感じがない) → 不幸せ 
② ネガティブな感情からくる主体性 → 闘争心 → 競争 
→ 心のゆとりがない → 不寛容(他人を尊重できない) → 同調圧力 (→ 保守的な社会) → 集団ごとの分断 → 隠蔽体質 → 不透明性 → 不信

これは少々強引にまとめたサイクルですが、この2タイプのサイクル、なんとなくイメージは思い浮かべられますでしょうか? 

皆さんが属している集団・組織・社会を思い浮かべてみてください。

どちらのサイクルに近いですか? 





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