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フードフォトに魅せられた日
1月の半ばにひどい風邪をひき、ようやく出口が見えてきた。
この一カ月の間に日が延びて、ずいぶん季節が進んでしまったような気がする。
そんな中、写真のオンラインセミナーがあった。まだ重い体だったが参加でき、この時代の有難みをひしひしと感じていた。
リアルセミナーだったら参加できなかったから。
その中でふと気になったのがフードフォトというジャンル。
今まで私は人物撮影をしてきたのだが、元々虚弱体質ゆえロケは体力的にきついしスタジオを借りるほどのエネルギーも持ち合わせていない。
この先続けるか迷っていたところに知った、このフードフォト。
「もしかしたら、できるかもしれない」と、ほんの小さな光が見えたのだ。
もちろんそんなに簡単なものではないのは十分わかっていて、
物撮りはすごく苦手なのであえてやりたくなかった分野。
アンバサダーとかのキラキラな写真にも正直あんまり興味がなかった。
でも写真を続けるにはこっちかなぁっていう、どちらかといえば消極的な理由。
けれど、海外のフードフォトグラファーの写真を見て衝撃を受けたのだ。
とにかくおしゃれ。
美しすぎて痺れた。
もうね、アートなんだよね。
こんな写真を撮れるようになりたい。
無謀にも、そんな思いが湧いてしまった。
でも、海外のフォトグラファーだってキャノンとかニコンとか日本製のカメラ使ってる。
それならいつか私にだってそんな素敵な写真が撮れるかもしれないじゃない?
そんな壮大な勘違いをしてもいい気がしてきた。
とりあえずは一歩踏み出してみよう。
何もしないよりはしたほうがいい。
一歩踏み出したらまた何か見えてくるかもしれないから。
たくさん恥をかくだろう。
それでもいいや。
今までもたくさん失敗してきたから。
まずは気軽に、今持っているもので出来ることから始めてみようと思う。
そんなわけで自然光で撮ったシャトレーゼの和菓子。
下手だなぁ・・・
それでも一歩目は踏み出したから、少しは自分を褒めてあげよう。
まずこの一歩目が大事だから。