2022→2023
どこを見てもキラキラした世界が飛び込んでくる時期。
幸せは自分がわかっていればよいと思いつつ、その幸せの不確定さを見える形に残したくなるし、誰かに認めてほしくなる。こんなめんどうな感情になるなら、辞めてしまうのが得策何だろうが、そう素直にはいかないのでSNSをスッと閉じた。
少し暗い入りをしてしまった。
年は明けてしまったけど、去年を少し振り返って今年を迎える決意をここに綴りたいなと思う。
◇◇◇
2022年は「迷い」の一年だった。
大学4年生になった。
卒業後を決めるにあたって、本当に色んな事を考えた。
自分自身について。
身近な人について。
社会について。
どれだけ考えても、考え尽くせなくて。
終わりも正解ないような気がした。
大学生では自分の枠を定めずに色んな経験を積ませてもらった。
それを可能にしていたのは、行動力でも、コミュニケーション力でも、その他どんな優れた能力でもない。
人との出会いを大切にすること。
この一つのぶれない軸を持っていたからだと思う。
私は何がやりたいのか?何ができるのか?
そう考えるとき、色んな人の顔が浮かんできた。
私を形作ってくれているのは、数えきれないほどの人とその人と過ごした時間だ。
みんな幸せであってほしい。
私は神でもスーパーマンでも大金持ちでもないので、全ての人を幸せにすることはできない。人の人生に関わって、幸せにしようとすること自体烏滸がましいことではある。
福祉のどの分野に行くのかを考えたときに、どうしても、特定の誰か、特定の何かに絞ることができなかった。
決断力がないだけかもしれない。
でも、絞りたくなかった。
どの分野の福祉にも関わりたいんだもん。
ソーシャルワーカーとしての専門性を高めたいけど、分野できっちり区切られてしまうことになんか違和感があるんだもん。
そう考えながら就職活動を進めていた。
誰もが自分らしく生きられる社会の実現のために…
最期まで地域で生きられるように…
色んな言葉を目にした。
そもそもさ、「生きる」ってなに?
私たちは何のために生きてるの?
どうして人はいつか死ぬのに、必死に生きるの?
「生きる」が何かわからない人間が、誰かの「生きる」をサポートすることなんてできるのかな。誰かを幸せにすることなんてできるのかな。
答えがない問いだとわかりながら、その問いに本気で向き合いたくなってしまった。私が生きていること自体、その問いに向き合っているのだろう。でも、やっぱり、誰かの人生に関わらせてもらいながら考えたくなってしまった。
そんな紆余曲折もありながら、就職を決めた。
言葉にすると大げさだけど、結局は直感。
4月からまずはケアを本気で学びます。
「福祉」の世界で。
◇◇◇
2023年は「がむしゃら」の年にしたい。
これまでの人生、本当にまぁ色んな事があった。
それなりに辛い経験もしたけど、なんだかんだ生きてこれたし、どこかまだ100%で生きていない気がした。
ずっと100%で生きる必要はないし、100%で生き続けたら壊れてしまうことも分かっている。
でも今年は、120%くらいの感覚でがむしゃらに生きたい。何となくで過ごそうと思ったら、何となくで過ごせてしまう。
何となく卒業して、何となく仕事を覚えて、何となく人と仲良くして、何となく漫画を読んで…。それは本当に本当に幸せなことだ。
だけど、力を抜きたくないなという気持ちがある。
そして、がむしゃらで日々を忘れてしまうことはしたくない。日々を大切に、丁寧に、考えて。
全力で「生きる」ことで、きっと強くなりたいんだろうなぁ。
といいつつも、ちゃんと自分の状態を把握して、メリハリを大事に生きますね。でも根本では「がむしゃら」に。
そんな一年にします。
◇◇◇
大阪という地を離れることで、会えなくなる人がたくさんいる。特に活動を通して関わっていた子どもや障がいのある方々。
私が関わりのなかで貫き通していたのは「私と過ごす時間、楽しくあってほしい」という願いだけ。
私のことを怖いくらいポジティブ人間だと思ってるんだろうなぁという子どもの顔が浮かぶ。きっとあの子もあの人も。
ポジティブな気持ちの裏でたくさん涙を流してるよ。
底抜けの明るさは持ち合わせていないから。
それでも、願いは本物。
底抜けに明るい人間じゃないからこそ、願ってる。
人と話すのも悪くない。
そう思ってもらえてると良いな。
残り少しの大阪生活も、その願いを持ち続けようと思う。
◇◇◇
2022年も本当に人に恵まれました。
側に居てくれる人。
笑顔にしてくれる人。
気にかけてくれる人。
厳しくしてくれる人。
一緒に泣いてくれる人。
エンパワメントしてくれる人。
全ての人が心の支えです。
本当に感謝しています。
ありがとうございます。
今年もたくさん葛藤して、悩みながら進んでいこうと思うので、ぜひよろしくお願いします!!
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