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乳がん闘病記(19)EC療法2クール目 2024年10月18日

さてさて。
EC療法1クール目の副作用が落ち着いてきた頃に2クール目の投与となりました。
今回からまた通院になります。

例によって、相方に送ってもらい、再来受付に並び、8時半になりチェックインしようとしたら、磁気不良😞
カウンターで受付票と、カード交換カードをもらい患者サポートセンターへ。
カードを渡すとスッと出てきました。
オンラインで指示が出てるんですね。

と。
なんだか左の鼠径部あたりがなんとなく冷たい。
確かにクーラーは効いているけどそんなにピンポイントで冷たくなることはないやん?

ふと見たら、シャツが濡れてました。
シャツを上げるとデニムスカートにもシミが。
なにこれ??

再来受付で順番待ちのとき、背負っていたリュックを腿の上に置いてました。
左側のアウトポケットにポップアップ式のペットボトルストローを入れてました。
そのストローの差し込み口が!
割れてました!!

そこからか!!

幸い、シャツもスカートも濃紺だったので、お茶のシミは目立たなくて済みました。

ちなみにこのペットボトルのお茶、先週推し活で推しのライブに行ってた次女がライブハウスで買った(買わされた?)もので、普通の綾鷹600円也!というもの。
少しこぼしてしまった、勿体ない💦

で、採血カードをもらい、前回言われたように採血室で体重測定。

そして元気よく「おはようございます!」と挨拶して入室。

体重の印刷された紙切れと、治療日記を渡すと、いつもの窓際のリクライニングチェアに案内されました。

そこで、前回の副作用についての問診票。
書きましたよ!
深刻度のレベル
【かなり辛い】
・動悸、息切れ、下半身のだるさ
・便秘
【辛い】
・味覚障害
【我慢できる】
・手の指の痺れ
・後頭部の発疹
・お腹の張り

そして、使った薬について。
・マグミット10錠+購入した酸化マグネシウム5錠
・歯痛のためロキソニン2錠

裏面には、メンタル面の事。
そこはもう正直に、動悸、息切れについて、この状態がずっと続くなら減薬をお願いしたいと思っていた。10日過ぎたらもとに戻ったので良かったけれど、と。
あと、マグミットはもっと欲しい。
身体の辛さと家族に我慢を強いている事が重なってメンタルがかなり落ちたこと。
とかね。

でも、体が動くようになると少しずつ気分も上がってきて、1クール目が終わって、ペースがわかった気がします。

とか。

追記で、
・眼科の定期検査で問題なし
・歯痛で歯科にいったら歯周病が進んでいて消毒。次回来週通院。
・その日の夕方、左目に閃輝暗点があったが、30分ほどで収まった

ここまで書いたところでいよいよ採血&点滴。

今回も右手に針が。
肘からの採血だと右手の方がでやすいと言われましたが、静脈注射だと左手のほうがいいようで、いろいろ探してらっしゃいました。
ホッカイロ持って来るの、忘れてました💦

無事生理食塩水が流れて、次は診察。
点滴棒を手に、着席。
いつもよりぐっと人が少なく、こんなに人の少ないこともあるんやな、と思って見てました。

待合室についた時点ですでに診察予定時間を15分過ぎてましたが、そこから更に30分ほどで呼ばれました。
じっくり診察、良き。

副作用や通院のことなどを書いたメモ帳、使った薬を持参していたので、ケモ室で問診票に記入したことをより丁寧に、どれだけしんどかったかを伝えました。
「1日3回出てたら便秘とは言わないのかもしれませんが、奈良公園の鹿がウミガメの卵を産むみたいでしんどかったです!!」
先生爆笑。

何やこの人、がん患者の悲壮感皆無!

とか思われたん?

あと、お腹の張りです。
「言語化するのが難しいんですが、腹筋した翌日のような、痛くはないんですが強い張りを感じました。こう、下腹部に常に力が入っていると言うか、そんな感じ、お腹が引き上げられるというのか」

伝わりにくかったのでしょう。
PC入力の手が止まってはった。

で、動悸、息切れなどですが、
「心肺機能の低下なら、日が経って良くなることはありません。これは薬の副作用ですね。調子の悪い日が10日程度なら、薬の量は今まで通りにしましょうね♥」
あ、はい。

「マグミットは、1日2回にしましょう。今日からもう飲んでください。それと、水分を十分取ってください」

「頭の発疹は痒みもないようならそのままでもいいんですが、ローションを出しておきますね。」

「それと、逆流性食道炎のお薬が効いているようなので、これも続けて出しますね」

そして!ここで!
カレンダーをめくり。
「今日が2回目、11月29日で抗がん剤は終わります」
そして、手術予定表を手に

「手術は…12月26日が空いています。この日にしましょう!」

一瞬脳裏に浮かんだ。
クリスマスディナー👙
「前日から絶食ですか?」
「いえ、食べられますよ、入院は25日ですよ」
「クリスマスですね🍰」
「ですね」

問答無用!

というか、Dr.、看護師さん、他スタッフの皆さんはクリスマスだろうがなんだろうが関係なし。
そういう方々に対して失礼な話でした。

ただ、そうすると黄斑上膜手術に続き、またしても

月またぎ(今回は年もまたぐ)手術&入院!

こ、高額療養費…

いや、そんなことは言ってられない。

と、気を取り直して、一番言わなくては言わなかった一言を。


「先生、こころなしか小さくなってる気がします♪」

「そうなんですか!触診しますね!」

そして
「あ、あー!確かに小さくなってますね、ちょっと脇も調べます。あ、脇も小さくなってます!」

「薬が効いてますね、やっぱり今の量で行きますよ!」
ラジャー!

「あと、髪の毛が生えてきました✌️」

と、一気に明るくなった診察室。


そして、
「今度からジーラスタポッドですね。もう辛い時に通院しなくてもよくなりますからね。点滴が終わったら、また外来に来てください、ここで処置しますから」

ということで、またケモ室へ。
もちろんその前にお手洗い。

「戻りました!」と声をかけてまたリクライニングチェアへ。

まずは制吐剤の点滴から。

そして、例の(がん細胞にとっては)赤い悪魔。
でも私にとっては救世主♥


ちなみに、点滴針の跡ですが、今のところ前回も今回も問題なしです。


ところで。
あのですね、恒例(?)ケモ室で流れる謎BGMですが、今回右手に点滴で動かせないので左手で書いてます。
解読してみてね♪

大河ドラマ「光る君へ」で、吉高さんが左利きなのに右手で筆書きするの、実際に書くのは他の方としても、所作だけでも大変だったんやろな、と思いました(こなみ感)

エピルビシンが15分で終了、続けてエンドキサン30分。
その間、少しこぼれたお茶と、水筒に詰めてきたトクホのコレステロール下げるお茶をがぶ飲み。
体内一周したらさっさと出ていってほしい抗がん剤!

この日も足は着圧タイツと着圧ソックスのWガード。
手の指のしびれはむしろそれを楽しんでるところもあるので、今回は特に何もなし。

ただ、楽なウィッグ&帽子にしたら暑くて暑くて。
誰も見てないなら取ってしまいたいところでした。

今回初めてジーラスタポッドということで、前回も見たけれど、外来からの指示で必ず見るようにということでまた見ました。
ジーラスタポッドのアレコレビデオ。

隣のブースの方は私と同じ通院日パターンのようで、前回のときと同じくフェスゴ→ドセタキセル点滴。
フェスゴってどんな注射なのかめちゃ気になります!!

と。
点滴も終わったので再び外科外来。
セッティングの準備があるとかで、しばらく待たされて、処置室へ。

「時計かスマホを持ってベッドに横になってください」

はて。

「時間を調べるのに時計を見ますからね」

はぁ。

お腹に取り付けるので、スカートを下げて待機。

スマホの時間は13時11分。
その時刻をパンフレットに記入。
「明日の15時11分前後から投与予定です」

そして。

「チクッとしますね」
という定型文の割にはさほど痛みはありませんでした。

アイパッチ程度の薄いテープで止めてあります。

「抗がん剤投与中の方はかぶれると大変なので、これだけですが大丈夫ですか?」

多分。

というか、私が見たビデオだと、おヘソの上だったけど、わたしのはおヘソより下。
ちょうど帝王切開の傷の始まりのところを渡す橋のよう。

なので、画像を上げるのはかなり厳しいです笑
☆帰宅して、相方が記念撮影してくれましたが
「こ、これはちょっと放送禁止やな」
失礼な!
ふくよかなお腹の真ん中に一筋の凹んだケロイド化した術跡。
それはまるでお腹にお尻があるかのような…

ジーラスタポッドの取り外し方や、トラブル例、投与後のデバイスの処理等の書かれたパンフレットを頂いて終了!

そうそう、ジーラスタポッド取り付け中の注意事項として、絶対に水に濡らさない!というのがあります。
つまり、入浴、シャワー厳禁!!
他にも変電施設や永久磁石に近づかないように、とか
飛行機や登山など気圧変動する環境下では使わないなど、細々とした注意書きがありました。

パンフには投与時刻と、投与後取り外し可能時刻が記入されていました。
それと、外したデバイスを入れておく袋も渡されました。
お腹をいたわるようにスカートを上げて、処置室を後に。

そして会計!!

今回はEC療法1クール目の入院費もあってトータル

87,670円!

入院→42,060円
今回→45610円

一泊二日の入院より高い!

ジーラスタポッドの点数 13665点

ということは、ジーラスタポッド単体で40995円!
  
  ということは、来月は9万円超えか!
やっぱりがん保険に入って、通院補償付けとけば良かったわ。

がっくり肩をおとし相方に電話。
前回の疲れ具合を知っていたので、お迎えに来てくれました。

ほんまに、すぐに来ましたね、動悸息切!

帰りにドラストで薬をもらう予定だったけどそこから歩いて帰るのも無理っぽいので、お薬手帳アプリから処方箋を送信。

軽いお昼ごはんのあとはずっと横になってました。

夕方、ようやく復活したので、ドラストへ散歩。
ゆっくりゆっくりなら歩けます。
看護師さんから、動悸がするときは、脈拍数を測って、と言われてたので測りました。
100!
毎朝測ってますが、いつも80くらいなので、これはかなりきついです。
でもまだぎりぎり正常値なんですって。


抗がん剤、こんなにしんどいのに、お仕事して、子育てして、と社会に貢献してはる皆さん、本当に尊敬してます!!私の指標です!

あとふた月で解放されるので、なんとか乗り切りますよ。
ドセタキセルと異なり、EC療法は蓄積タイプではないらしい。
症状のピークが分かればなんとかなりそうです。


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