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乳がん闘病記(27)手術前面談(1)
2024年12月19日。
この日は手術前の主治医、麻酔医、看護師との面談でした。
今回は相方が休みを取り一緒に説明を聞くことになっていました。
外来の通路にしれっと置いてある提携駐車場のチラシ(サイトには記載なし)で調べたコインパーキングに車を留めて微妙な雨の中、病院へ。
今回はちゃんと再来受付でカードを通します。
まずは入院支援センターへ。
そこではあらかじめ記入しておいた問診票その他の書類のチェックから。
Q
《入院の原因となった病気に気づいたのはいつですか》
《主治医からはその病気について、手術についてどのように説明されましたか》A
今年5月に自分でしこりを見つけて受診。
主治医からは
右乳房湿潤乳管がん ルミナールA 右乳房全摘出、腋窩リンパ節郭清手術との説明
こんな感じで、薬剤、食べ物のアレルギー、現在服用中の薬、サプリ、手術歴など。
また、入院中・退院後ケアしてくれる人がいるかどうかや、入院中心配なことなども。
そして
「この病気と診断されてどのように思いましたか?」と聞かれました。
直接そんなことを聞かれたのは初めてなのでちょっと面食らったけれど,
「二人に一人ががんになると言われている時代なのでそうなのかぁ、くらいに思いました」
実際そうなんですよね。
また、たまたま入院が続いてた事もあって病慣れ(?)していたのか、なるようにしかならんよねという諦観。
そして空欄にしていた
《ストレス解消になるような趣味はありますか》
う〜ん。
子供の頃から本の虫と言われるくらい読書が大好きだったけれど、目を悪くして以来根を詰めて読むことが難しくなりました。
蔵書も、谷崎源氏を残してほとんど処分しました。
お見舞いにいただいた本とか、神話の本とかを午後の落ち着いた時間に読むくらい。
なので趣味と言えるかどうか。
「今」の気分転換?
「ぼ~っとすることくらいですか」
相方、看護師さん苦笑。
☆場所が場所だけに「アマプラでドクターX一気見してます」、とかはなかなか言いづらい。
「あ、あとラグビー観戦ですね」
「ラグビーですか?お好きなんですか?どなたかされてました?」
ラグビーが好きというとだいたい聞かれるんですよね、「誰かやってたんですか?」
まぁそうです。父と弟と甥っ子が。
そこから一通り説明して、そういうわけで現地観戦が一番の楽しみです、と。
言いながら、3月ヤマハスタジアムのブルーレヴズvワイルドナイツ戦を見に行く自分を想像してました♪
あとは、入院中自分の事は自分でできること、たまに汁物でむせることがあることなども。
「個室希望なんですね、以前の入院中何かありましたか?」
「隣の人のいびきがものすごくて、それに向かいの人が小さな声でずっと痛い、痛い、って言ってて、はじめは幽霊かと思いました💦」
「あぁなるほど。ほかには?何かあったら正直にお話ください」
「最初の入院のときの病棟は四人部屋でもお手洗いがついてましたが、9月の時はそれがなくて、点滴をつけたまま入れるお手洗いが男女共用で、しかも『中から鍵をかけると外から開けられないので鍵は掛けないで、ドアの外の札を「使用中」にしてください』と言われたんですがすごく嫌でした」
「ええ、そんなことになってたんですか!それは知りませんでした!それは不快ですよね。正直にお話くださってありがとうございます。この件は共有します」
.。o○(ぶっちゃけすぎだったかな?)
「当日の状況によりますから個室が空いているかは今はわかりません。そこはご理解ください」
ここで質問。
「手術後は紙おむつですか?」
違うそうです。はいてきたおパンツのまま、おしっこの管を通されるそうです。
「T字帯は?」
「必要ありません、入院案内にはそう書いてありますが、今回はご購入いただかなくて大丈夫です」
デスヨネー!
そして懸案事項
「これ、シールなんですが、このままでいいですか?」
「どれ?」
「この眉毛、シールなんです」
「えっ?えっ?眉毛?えつ?シール?これが??」
「シールなんです」
「ええ?全然わからなかった!私も眉毛なくて描いてるんですけど、それいいですね♥私のは自分で抜いてなくなったんですけど」
.。o○(元ヤン?)
「…でも、ダメですね。おでこに麻酔の効き具合を測るシールを貼るんです。なので取ってもらうことになりますね」
ええー!
ツルッパゲ&いかつい眉で臨む手術!
よっしゃ、やってやろうやないのさ!
「でも、手術が終わったらすぐ貼ってもらってもかまいませんからねっ!」
気力があったらねっ!
あとは、27日で外来診療の御用納め。
ということは
「コンビニの営業時間もかわりますね?」
「そうですね、短くなります」
(休業期間中、8時〜16時まででした)
とても話しやすい看護師さんで、あっという間に予定時間となり、続いて麻酔医との面談に。
ブースで待ち受けていたのは城之内先生よりかなりお若い女医さんと、「手術室看護師」の名札の男性看護師。
こちらも事前に記入していた問診票に沿っての面談。
家族に麻酔で体調不良になった人はいないか、喘息と言われたことはないか、喫煙・飲酒歴、グラグラした歯はないか…。
いずれもクリアでした。
歯については三日前に歯科医師に診てもらい問題なしと言われたことなどを話しました。
が。
ぐらついた歯がなくても、挿管の際に歯が欠けたり折れたりすることはあります!というリスクの説明。
入院してからでなく、事前に家族同席のもとでこういったリスクについて説明するようなシステムになっているようです。
![](https://assets.st-note.com/img/1734927062-DSPIarTgEKRAy4ftUouG26Ni.jpg?width=1200)
「今は私がご説明していますが、麻酔医は何人かおりますので当日の担当は別のものになることもあります」なるほど。あとは、いただいたパンフと言う名の両面コピー四枚に書いてあったことに通りなので、特に質問もなくサクッと終わりました。
が!
最後に一言
「確認なんですが、この眉毛、シールなんですがこれは外したほうがいいですか?」
「「ええ?シール?どこが?」」
と麻酔医&看護師さん。ガン見されました💦
「眉毛が抜けたのでシールを貼ってるんですが、これは外したほうがいいですか?」
「体に貼るものは全て外してもらいますから、それも剥がしてもらいますね」
ちーん。
ダブルで拒否されちゃったよー!
ということで、次はいよいよ主治医から手術とその後のことについての説明。
〜to be continued〜