【漢字の成り立ち】ただただ書くよりエピソードとして記憶に残る授業をする
1年生も漢字の学習が始まり、
あっという間に画数の多い「学」だの「校」だのを習うようになりました。
ついこの前ひらがなを習ってたのにねー、と
この時期は毎年しみじみしています。
さてみなさま、日常新出漢字の学習に余念がないと思われますが、
「漢字の成り立ち」はご存じですか?
新しい漢字を習うとき、
書き順や読み方、使い方の指導はよくありますが
(既製品の「漢字学習ノート」もその項目でできているし)
「成り立ち」について時間を割いて授業することは
少ないのではないでしょうか。
それはもったいない!!!!!!
それぞれの漢字には、
どうやってできたのかという「成り立ち」があります。
それを知ることで、なぜその形の字なのかがわかります。
もっと言えば、
漢字の成り立ちから、漢字ができた当時の中国の人たちの
暮らしや考え方もわかります。
また、成り立ちを知ることで、
「エピソード記憶」として子どもたちの記憶に残りやすくなります。
単に「ここは突き出ないよ」「〇画目はここを通るんだよ」という
注意書き以上の効果があります。
そういうことを授業で取り上げることで、
子どもたちの漢字への興味がぐっと増します。
同じ漢字を10回20回と書いても得られない、
「そういうことだったのか!」という感覚ですね。
これは、学年が上がるほど
驚きが大きいのではないかと思います。
なにせ、これまで考えたこともなかったエピソードが、
身近な漢字に秘められていることがわかるのですから(^^)
「そんなん知らんかったー!」
「そうやったん!?」
という教室の盛り上がりと
「そんなこと知ってる先生スゴイ!!!」
という驚きの時間(笑) ←話盛りすぎ?
そして、先生自身も、
教材研究をすることで、知識が増えます。
知識が増えるということは、授業の幅が広がるということ。
1時間の国語の中で、10分でも漢字の成り立ちを扱うだけで、
授業がぐっと知的になります。
・・・と熱く語りましたが、今回はこのへんで。
次回から、具体的なお話をしていきますね。
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【ワーク】
最近学習した(これからする)漢字の成り立ちを調べよう。
(取り組むことで自分の考えが整理されます。ご自分のノートでも、コメント欄でも、書いてみてくださいね)
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【質問】
成り立ちを知ることで、どんないいことがありそうですか?
(ご自分に問いかけてみてくださいね。答えはすべて正解です)
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