思わぬ伏兵に苦しめられるの巻~骨折日記5
うっかりこけて右ひざのお皿を割ってしまい、入院→手術となった、「骨折日記」シリーズその5です(^^;)
入院して日を追うごとに悪化していったものがありました。
最初は緩やかに、そして突然激しく。
それは、「咳」。
入院前から、時々咳が出ることがありました。
でも、薬を飲むほどでもなく、しんどさも感じず、風邪の他の症状もなかったことから、あまり深く考えていませんでした。
入院した時に自覚症状を尋ねられたので「たまに咳が出ます」と答えると、念のためにコロナとインフルエンザの検査をされました。
もちろん、どちらも陰性でした。
それが何日か経つうちに、咳の回数が増えてきました。
自分でも「おや?」と思い、ちょうど金曜日の夕方に病室に来てくれた看護師さんに相談しました。
しかし、タイミングが悪く、もう外来も終わってるし、薬も出せない。
月曜日までは何もできないので、もしよかったらのど飴とかお家から持ってきてもらったらどうかな、ということでその場は終わりました。
んーーー、のど飴かあ……。
とは思いましたが他に案はなく、家にあった「りんごのど飴」を持ってきてもらい、時々なめて過ごしました。
それが土曜日の夜になると、咳が止まらないどころか、息を吸うのも苦しいくらい、咳の発作のようなものがやってきたのです。
あまりにも苦しくて、息ができないとプチパニックになった私は、ベッドわきにあるナースコールのボタンを押し続けました。
もちろん看護師さんはすぐ来てくれたのですが、さりとてすぐ必殺技が出てくるわけでもなく(´;ω;`)
まあ、あたりまえですよね。
子どもの頃に喘息持ちではありましたが、中学3年以来まったくなくなっていたので、「なんでこんなことに?」というのが疑問でした。
結局この夜はあと2回ほど発作があり、発作がなくても咳が止まらないので眠れず、しんどいだけの長い夜を過ごしたのでした。
そしてこの「夜発作が起きて一晩中眠れない」症状は、まる3日続きました。
昼間も咳はよく出ていて、苦しい時間はあるのですが、まだ周りがざわざわしているので気が紛れます。
しかし夜は病棟が静まり返っているので、咳をするのも気を遣います。
寝ていると苦しいので起き上がるのですが、眠たい、寝たいのもあるのでずっと起き上がってるのもしんどい。
でも横になるとやっぱりしんどくて眠れない、だから起き上がる。
これの繰り返しでした。
ベッドの上で起き上がっているのがしんどくて、私が見つけた背もたれ付きのいす。
それが、車いすでした。
ベッドに座っているのもしんどい時は、車いすに座って、膝の上にクッションを置いて、それでうとうとしたりしました。
まあ、あまり楽ではないといえばそうですが、ベッドに横になったり、ただ起き上がっているよりはよかったのです。
時々発作のような波がくることも何回かありました。
咳をし続けて胸のあたりの筋肉が痛く(筋肉痛のように)、咳をするのもしんどいけど出てくる。
まったく、「何科に入院している人ですか?」というくらい、咳に悩まされ続けました。
週が明け、平日になって薬を処方してもらえるようになりました。
劇的に治まるということはありませんでしたが、少しずつ改善していきました。
発作はなくなり、咳も日を追うごとに回数が減っていきました。
いったいあの咳は、どういうことだったんだろう……(遠い目)
1つよかったのは、あまりにも咳が激しくてしんどくて、膝の痛みより咳に意識がいっていたこと。
看護師さんが「調子はどうですか?」と部屋に聞きに来てくださっても、まず答えるのは咳のしんどさ(笑)
術後の痛みはもちろんずっとあったのですが、そこにフォーカスする余裕はありませんでした(^^;)
あ、あと、これはかなり余談ですが
私が入っていた病院では、「手術着セット」の中に薄手の着圧ソックスがありました。
ひざ丈より長いもので、患者さんはたいていこれを着用しているのです。
ところが私にはこれが合わなかったようで、足の甲にじんましんのような大量の湿疹ができてしまい、着圧ソックスは早々にお役御免となったのでした。
大量の湿疹といい、咳といい、本筋の「骨折」と離れたところで、けっこうなトラブルのあった入院生活だったのでした(^^;)
ことの発端となったできごとはこちらに
その続き。
手術直後のお話。
リハビリが始まったお話。
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