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入院生活を振り返るの巻~骨折日記6


うっかりこけて右ひざのお皿を割ってしまい、入院→手術となった、「骨折日記」シリーズその6です。


入院していたのは半月ちょっとの16日間。
予想より長い期間となりました。


今はもう退院した身ですが、だんだん遠ざかる「入院していた日々」を振り返ってみようと思います。





1.情報共有に学ぶ


入院中に一番感じたのがこれでした。
「情報共有」がきちんとされてる!


これ、イマドキの病院ではアタリマエみたいなことかもしれませんが、電子カルテに私の情報が逐一載っているらしく、主治医も、看護師さんも、リハビリの理学療法士さんも同じことをちゃんと知ってくれているのです。


例えば私が今日何時にリハビリで(毎日時刻が違うんです)、検査があったとしたらそれは何で何時何分で(もしくは随時行っていいとか)、私が看護師さんに話した「年内には退院したい」という要望だったり、夜中席に苦しんで一晩ほとんど眠れていないことだったり


まあいろいろみなさんご存知なのね……とこちらが感心してしまったのでした。


看護師さん同士は同じフロアで引継ぎもあるからわかるんですが、階が違う理学療法士さんたちもちゃんと共有してくれているのはすごいなーと思ったのでした。


これ、学校でも大事なことだよねー、と学びになりました!



2.食事のあれこれ


入院生活の魅力(?)の一つに、「上げ膳据え膳」があった私。
ギプスはめて曲がらない足で毎日家事するのは無理!と手術を選んだくらいですから(^^;)


朝7時半、昼12時、夜6時と三度三度食事が運ばれて、ありがたい限りでした。
ワゴンに取りに行ったり返しに行ったりしなくてもいいのかなと思ったこともあったのですが、むしろ患者が食事の持ち運びをするのはNGだとのことでした。
万が一転倒やケガがあったらいけないから、という理由らしいです。


手術後は食事の量が多く感じられて、でも残すのはもったいないというか申し訳ないので完食しなくちゃというキモチがあったのですが、その話をするとお医者さんも看護師さんも
「食べられる分だけでいいですよ」
「いらん分はどんどん残していいから!」
と言われて、そうさせてもらいました。
学校では子どもたちに「いらなかったらなんぼでも残していいよ」なんてなかなか言えてないので、ちょっとそこは複雑な気がしたのでした(^^;)


ちなみに病院食はしっかり栄養管理されていて、野菜多め、肉よりお魚多めの献立だった印象があります。
クリスマスには、行事食らしくチキン(唐揚げっぽかった)やミネストローネ、小さなゼリーが出て、小さなクリスマスカードも添えられていました。
家族でクリスマスは過ごせなかったけど、ちょっとしたカードでキモチが和んだものでした(^^;)



3.鍵NGのトイレとシャワー室


入院初日にびっくりしたのが、「トイレとシャワー室に入っても、鍵をかけてはいけない」ということでした!
トイレで鍵かけないってどういうこと!?と思ったのですが、中から鍵をかけて、中で何かがあったら開けられないから、という理由なんだそうです。


その代わりドアに「使用中」「空き」という大きい札がかかっていて、それを使う、ということでした。
うっかり「空き」のままトイレに入っちゃったら、それはそれで大変なことになりますよね……(;'∀')
トイレが男女別じゃなかったので、「札をひっくり返す」はいつも緊張感を持ってやっていました(笑)


また、手術後に点滴中の時は、点滴バッグのセットもろともトイレに行かねばならず、それは看護師さんのお世話になりました。
トイレの中まで車いすを押してもらい、用がすんだら呼び出しブザーを押して、トイレの中まで迎えに来てもらいます。
学校もこんなに広いトイレが各階にあったら、車いすの子も不自由しないのになあ……。


4.病室の人間関係今昔


私がいた病室の入り口に、途中からかわいい動物のイラストの紙が貼られるようになりました。
他の病室にはなかったので看護師さんに尋ねると、同室の患者さんで、「廊下にいるとどこも同じ病室に見えて、自分の部屋がわからなくなる」という人がいるから目印に貼った、とのことでした。


なるほどー!
合理的配慮、いいですね!


支援担としては、妙に納得したのでした(^^)


そういえば、以前は病室の入り口に、誰がいるのかわかるように、患者さんの名前がありました。
今は個人情報の保護のためか、それはなくなっています。


またこれも以前(といっても私が入院していたのは30年ほど前ですが)は、昼間はベッド周りのカーテンをある程度開けて、同室の患者さん同士でお話をしたものでした。


今は昼夜を問わずみなさんカーテンをきっちり閉めて(私もだけど)、廊下から見たら、ほぼカーテンしか見えません(病室のドアは開けておく決まりなので)
男性の部屋か、女性の部屋かも外からはわかりません。
そりゃどこも同じ部屋に見えますよね……。


そんなところに、ちょっと、時代の流れを感じたのでした。





ことの発端となったできごとはこちらに


その続き。


手術直後のお話。


リハビリが始まったお話。


思わぬ咳に苦しんだお話。


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