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これからの学びは、そぎ落としていくことなのではないか

みなさま、こんにちは。

今年に入り、最初の記事となります。
もう2月になろうとしているところですが。笑

以前チラリと記事でもお伝えしたかと思いますが(したかな?)、北海道の中でもさらに自然豊かな場所へと年明けに引っ越しました。

周りには、雄大な自然と、優しくそびえ立つ山々があります。

そして、今の日本のほとんどの地域(主に都市部)で見られなくなった、ご近所付き合いが根付いている場所。

みなさんとても自分のペースで、自分らしく生活をされているように見えます。

そして、家から近い場所にある全校生徒約60名のとても小さな学校。

息子は転校し、その学校の5年生となりました。

5年生は全員で8名。

転校前に先生方にご挨拶に伺いました。


玄関へ入ると、先生が次から次へと出てき私と息子を歓迎してくださりました。

ここは学校なのかな?

そう思ってしまうほどのアットホームな空間。

先生方の雰囲気も、同僚というよりはご近所さんに近い感じ。

私自身、これまでたくさんの学校さんを見てきましたが、こんなにリラックスした教育現場は初めてでした。

校長先生、教頭先生、先生方、誰一人として余計な力が入っておらず、私も息子もその温かな空気に包まれ、自然と肩の力が抜け、自然な笑顔が出ます。

教室には生き物がいて、窓際には収穫した稲がたくさん干してありました。

この学校では地域の特性を活かし、畑を授業に多く取り入れているそう。

それも、窓越しに見える景色がまた絶景。

こんな雄大な自然に囲まれていると、大抵のことは些細な事に感じるものなのではないかと思います。

子供達の様子を見ていても、先生との距離がとても近い。
私の子供の頃のような、昭和の温かさを思い起こしてくれます。

また、学校現場に限らず、地域の方々同士の距離もとても近いです。

平日の夜に1品持ち寄り夕食会をすることもしょっちゅう。

幼児から小学生くらいの幅広い子供達が集まり、

親たちは楽しそうに遊ぶ子供達を見ながら、親同士で盛り上がります。

やんばる以外の日本にもまだこのような場所があったのか・・

それだけで越してきて本当に良かったと思えます。


これまで学校が大嫌いで週の半分をホームスクールで過ごしてきた長男は、今のところ毎日登校しています。

それも、宿題と家庭学習にも欠かさず取り組んでいます。
(そんな姿を見たのは初めて)

彼もまた余計な力が抜け、雑念とおさらばしたのかもしれません。

転校してすぐに学校に馴染み、お友達や先生、地域の方々にゆったりと見守られている安心感があるのかもしれません。

そして、未来ばかり見ずに、今を全力で生きている人たちに囲まれているせいかもしれません。

私も、以前は(ホームスクールをしているということもあり)学習面ではたくさん試行錯誤をしてきました。

しかし、今はそのような概念がなくなりました。

息子が毎日登校しているからではありません。

その必要がなくなったのです。

学習は生きる上でとても大切なもの。

しかし、その本質はカリキュラムの中に存在するのでしょうか?

カリキュラムや学習法は、あくまでも土台の上に成り立つものだと考えています。

そう考えると、今は
『このような教育法が良い』
『これからはこんなスキルが必要だ』
『自己肯定感を上げるには〇〇が良い』
など、プラスにプラスを重ねた結果が今の教育界の現状だと思います。

これからはプラスしていくのではなく、むしろそぎ落としていくことが必要なのではないでしょうか?

最後には、
本当に大切な、コアなものだけが残るはずです。


今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。




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