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夫と涙が出るほど笑った話。
ちょうど1ヶ月ほど前に、夫と涙が出るほど笑った出来事があった。2024年を振り返っても一番笑った出来事。
どうにも、説明するには難しい出来事なのだが、ものすごく笑ったので、記録的に残そうと思う。
私は小学生の頃から大好きなスナック菓子がある。
リスカ株式会社のコーンポタージュスナックだ。
このスナックが大好きで、小学生の頃は週1回は食べていたと思う。
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大袋と小袋があって、小学生の頃は、小袋をよく食べていた。本当に美味しいから中身だけでなく、外袋もよくまじまじと見ていた。
だからか、外袋に書いてあるメッセージもほぼ覚えるようになってしまった。
とある夜に、夫と「美味しいお菓子を買いに行こう!」とコンビニに出かけた。家の近くにセブンイレブンがあるので、我が家はもっぱらセブンイレブンにお世話になっている。
セブンイレブンのお菓子コーナーを物色していると、私の大好きな、コーンポタージュスナックがあったのだ。
「あ!これ、私の大好きなやつ!!」
と嬉しくなって駆け寄り、コーンポタージュスナックを手に取る。
おそらくこんな会話を交わした。
私「このコーンポタージュスナックの後ろに書いてあるメッセージ、ほぼ全部覚えてんねん。」
夫「へえ、そうなんだ。すごいね。どんなメッセージなの?」
私「やあ、ようこそ!君がくるのを待っていたよ!このコーンポタージュスナック、超自信作で、一口食べてファンになった人がいっぱいいるんだ。君もその一人だよね。クリーミィでサックサクのコーンポタージュスナック、また食べたくなったらいつでもおいで!ほら、また一人きたぞ!」こんなメッセージやねん!」
記憶を辿りながら長いメッセージを、満面の笑みで、夫に共有する私。
夫に、「すごいね、ほぼ全部覚えてるじゃん」と言われながら、二人で手に取ったコーンポタージュスナックの裏面を見る。
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全然違うではないか。
少しかすっているどころか、私のセリフは幻だったのか?というほどの違い。
一瞬時が止まるとはこういうことなんだろう。
二人の間で、時が止まった。
その後、夫は、お腹を抱えて過呼吸を起こしている。私もつられて、過呼吸になる。
こんなに自信満々に答えて、こんなにも間違えたことはこれまでの30年間を振り返っても記憶にない。
むしろ、間違えではなかったのではないか。
正解だったのではないか。
そんなことを思わせるくらいの、滑り具合だった。
最近購入した、身体の調子を測ってくれる時計の心拍数データを見ると、100を超えていた。
おそらく5分は過呼吸になり、気づいたら涙が流れていた。落ち着いて、二人で深呼吸をする。深呼吸しても、まだ笑いが止まらない。
「はーーーー、死ぬほど笑ったね、息止まるかと思った」
そんなことを言いながら、コーンポタージュを抱えて、帰路に着く。不思議だなと思うのが、めちゃくちゃお腹抱えて笑ったことって、思い出そうとしてもなかなか思い出せないことが多いのはなんでなんだろう。些細なことが多いからなのかな。
ちなみに私が一生懸命空で言った、あのメッセージはネットで調べたところ、やはり実在していたことが後ほどわかったのであった。嘘ではなかった。
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ちなみにこのコーンポタージュスナック、食べたことない人がいたらぜひ食べてみてください。めっちゃ美味しいです。
きっと、食べたら「またひとり来たぞ!」の一員です!