「わかちゃん」という私の友達のこと。
友達。
正直、今でも友達の定義はまだわかっていないけれど、定期的に会ったり、話したり、ご飯食べたりする人は友達なのかな？となんとなく思っている。
小さい頃は「あーそーぼー」と言って、鬼ごっこすればみんな友達だった気がするけど、大人になってから、新しい出会い、そしてそこから友達になるまで随分難しくなったような。
友達って何だろう。もしかしたら1回会って話せば友達だよって人もいれば、1年間一緒にいれば友達って言えるとか、人によって様々なんだろうな。
私の中では自分が考えていること、思っていることを気兼ねなく話すこと、話せること、そして楽しいことを一緒にできるという関係性が、限りなく友達に近いかもしれない。
今回は、1回会ってから、何度も色んな話をするようになったとある私の友達について、noteに書いてみる。
その友達の名前は、「わかちゃん」という。
私と同い年で、共通の友人から「原田にどうしても会わせたい人がいるから今度ご飯行こう」と突如連絡がきたことがきっかけだった。
「どうしても会わせたい」ってパワーワードだ。
私にどうしても会わせたい人ってどんな人なんだろう….？
ドキドキしながら、表参道の美味しい和食屋さんで初対面したことを今でも覚えている。あれは確か、4年ほど前だった気がする。
友人が紹介してくれた「わかちゃん」はとっても可愛い人だった。「こんな可愛らしい人と私を会わせたいってどういう！？！？」ということを思いながら話をしていると、少しずつ「わかちゃん」の輪郭が見えてきた。
仕事を辞めて、個人事業主になりたいこと。
感性がとても豊かであること。
人との関係性をとても丁寧に観察していること。
故に、とても繊細な部分も持ち合わせていること。
共通の友人は、そんな「わかちゃん」の特性をしっかり理解した上で、「原田もよく泣くし感受性モンスターやから、きっとわかちゃんと気合うと思ってん」と、私とわかちゃんが仲良くなれると思って繋げてくれたのだった。
それが、「わかちゃん」との初めての出会いだった。
そこから、私とわかちゃんは定期的におしゃべりしたり、会ったり、一緒にイベントをやったりして、少しずつ少しずついろんなお互いの話をするようになった。
わかちゃんは、摂食障害の経験があって、同じように悩んでいる人たちへ向けていろんな発信や活動もしている。私自身、わかちゃんと出会ってから摂食障害のことを知って、どういう症状なのか、なぜ摂食障害になるのか、わかちゃんからたくさんのことを教えてもらった。
でも、摂食障害とか云々の前に、わかちゃんはわかちゃんで、凛とした、自分の意見と考えと、深い洞察力を持ったわかちゃんという人に私は惹かれていった。このわかちゃんの感性に、きっと救われてきた人はたくさんいるのだろう、と思った。
だからこそ、私はわかちゃんに対して、自分のいろんな話ができる。自分のちょっとずるいこととか、本当は隠したいこととか、勝手に自分でつくってしまっているイメージとのギャップも、わかちゃんには話せる自分がいる。
それを伝えても、わかちゃんは決して否定をしないし、「それってゆかちゃんがこういうこと求めているからなのかな？」「ゆかちゃんは、そのことに対して自分でどう思っているの？」と私が本当に必要としていることに着目して、目を向けてくれる。
そんなわかちゃんからの問いをもらって、「そうかも….」と私も自分への発見が生まれるし、立ち止まって考えることができる。
たまに二人で、あー、もう大変だー！というようなことを「こればっかりは人間だもん。もうどうしようもないよね」「私たち、そういうところあるよね」なんてケラケラ笑う。
大変で、絶望しそうで、もう無理だ、と思うようなことがあっても、「わかちゃんに話したらなんていうかな？笑うかな？」と思う自分がいるから不思議だ。そんな瞬間に、私自身、たくさん救われてきた。
そんなわかちゃんとは、普段はお互い住んでいるところが離れていて、頻繁に会えるわけではない。会えるわけではないけど、毎月お話しする時間を作って、1ヶ月お互いにあったことを共有している。
だから、あんまり寂しい、とかは思ったことはない。
私もわかちゃんも、べったり、という感じでもなく、でも必要な時にお互いちゃんと必要だと言える安心感があるから、良い距離感なんだろうな、と思う。
私は、わかちゃんとzoomでお話しし終わった後、いつもわかちゃんが日々楽しく元気でありますようにと願って切る。
それほど、社会とか、人とか、色々な世界に対してとても敏感で、深く考えて向き合う人だから。
でも、わかちゃん。毎日元気じゃなくてももちろん、いいからね。
そんな時は、一緒にネタにして笑えばなんとかなるから。
いつも、ほんとにありがとう。
