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SNSをやらない夫と、SNSをやる私。

SNSが当たり前の時代になった。
Facebook、Instagram、X、tiktok、Youtube、そして最近だとmix2。

本当に色々な機能を持ったSNSがあらわれ、私も使いこなせているかというとあんまり使いこなせていない気がする。

だけど、ミーハーな部分があると自覚している私は、新しいものは基本的には触れてみて、「うーん、違うな」と思ったらやめる、というようなスタイルをとっている。mix2も、まずはやってみた。1回もmix使ったことないけど、まずは自分で触れてみるタイプだ。

基本的にnoteも含めて、私はほぼ毎日何かしらを発信している。仕事柄、発信することが仕事みたいなところもある。

一方で、夫はSNSをほとんどやっていない。やっているのはFacebookのみ。そして、Facebookもほぼ更新していない。自分の立ち上げたNPO法人の活動報告とか、寄付キャンペーンとかそういった活動の時だけ、珍しく稼働している。

なんなら、携帯の通知も、基本的にいつもオフにしている。LINEもメッセンジャーも必要な時だけ開けて、見ているらしい。だから夫の返事はいつもゆっくりだ。

mixも、夫はおそらく使っていた世代だと思うから「mix2やってみたいとおもった?」と聞いてみたら、案の定「うーん、だいじょうぶ!」と満面の笑顔で答えていた。

でも、たまにInstagramとかXは、この箱の中で何が起こっているのかが気になるらしく、私の携帯から一緒に見ている時もある。本当にごくたまに。

SNSに全く興味がない夫と、ほぼ毎日SNSで発信している私。

SNSに対する考え方は全く違うけど、お互い否定的でもない。夫は、SNSのことを「個人事業主とか独立している人は特に必須だよね。」と言っている。私も、夫がSNSをやらないことに対して、「今の時代やった方が良いよ」とかそういうことも言ったりしない。本人がやる必要がないと思っているなら、全然やる必要ないよね、と思う。

SNSを全くやらない夫から「SNSの何がいいの?」とか「そういうよくわからないのやめときなよ」みたいなこと言われたら、自分が大事にしていることや時間を割いていることを否定された気がして、悲しくなると思うのだけど、そういうコミュニケーションが発生しないから、考え方が全く違うくても楽しく一緒にいられる。

すごくシンプルだけど、他者と全然違う、ということをどうやって面白がって、興味として持てるか、というのは関係性においてとても大事な気がしている。

ただ、その他者との違いが、自分にとって気になることや、不快に感じてしまうことだった時はちゃんと話し合ったり伝えた方が良いのだと思う。どちらかが我慢する、というのは持続可能ではない。

夫はSNSに対して何も思っていないけど、ドライブしている時に、私が携帯に夢中になっていると、「トントントン!」(携帯を指で叩いている音を表現している)とふざけて言う。私はストレングスファインダーの達成欲が上位だから、仕事の連絡が入るとすぐ対応してしまうのである。

夫から「トントントン!」とふざけて言ってくる時は「ねえねえ、今は僕との時間だよ!おしゃべりしよ!」の合図である。夫がそう伝えてきてくれた時は、「ごめん!!」と謝って、携帯を鞄にしまう。

できる限り夫と一緒にいる時や遊んでいる時は携帯を触らない、と意識をしていても、通知が気になって、SNSを見ることや連絡を返すことに集中してしまうこともある。そういう時は、SNSって使い方を間違えるとよくないな、と私は思ったりする。

相手と「違う」ことですれ違ったり、ぶつかったり、噛み合わなかったりする時はある。その「違い」をどうやって、認め合ったり、面白がったり、それは嫌だよ、と伝えあったりできるのか。

そんなことを、周囲の人たちと、私は試行錯誤している最中だ。

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