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“匂わせ”の恋愛がファンから受け入れられない理由

note2回目の投稿にして、書く話題が自分の推し活関連だとは予想だにしていなかったが、かく言う私にも応援している人がいる。そして箱推ししていたグループの中から、“匂わせ”から結婚まで至った人だ出た。

投稿の時期を見ればどのグループを応援しているか自明だと思う。
ただ、推しを持たない人にとっては、
「匂わせの何がダメなのか」
いまいちわからない人もいると思う。
そこで、少しここに記すことにした。
ただ、これは私のただの自論にすぎず、専門家ではないので、
そこはどうか、「へぇ~」くらいにとどめてほしい。



はじめに

まず、“匂わせ”とは何ぞや、という話であるが、ざっくり言うと、
「SNSで、はっきりとは言わないが、暗に付き合っていることをアピールすること」である。

例えば、SNSで同じ日に同じ場所にいたことを示す風景写真や、
相手の持ち物がさりげなく写りこんだ写真を投稿する、
といったことだ。

この写真にはツーショットが載せられないため、ぱっと見ただけでは、付き合っていることがわからない。
ただ、お互いのSNSの写真を見ると、共通する点がいくつも見つかり、
それが「書いてはいないが、付き合っているのでは?」と
誰もが思う“匂わせ”になる。


なぜ“匂わせ”がダメなのか

これは私の自論であるが、ファンにとっては、
いきなり結婚発表するよりも、
週刊誌に撮られるよりも、
他のあらゆる経緯からの結婚よりも、

匂わせからの結婚が一番ダメージが大きい。
そしてそれは大多数のファンから許容されない。

なぜか。

“匂わせ”はマウントだからである。

アイドルというたくさんのファンがいる中で匂わせるということは、

「どんなにファンがお金や時間を注いでも、結局は一番に愛される自分がいる」
ということを、ファンに示すことになる。

匂わせをすることによって、きっと

優越感に浸りたい、
特別な存在なのだと自慢したい、
ファンよりも上の立場にいることを知らしめたい、

のだと思う。
勿論そうではない場合もあるかもしれないが、
でなければ匂わせはしないだろう。

すると、ファンは当然ショックを受けることになり、
マウントを取られた気分になるのである。

自分が推しにどんなに時間とお金をつぎ込んでも、
結局自分の推しには特別な存在がいるのだ、
という現実を突きつけられる。

いくら推し自身が「ファンが大事だ」と言ったところで、
「もっと愛する存在が身近にいるじゃん」となる。

そしてそんな匂わせるような人、つまりファンにマウントを取るような、
ファンを傷つける人
を、自分の推しが好きになってしまったのだ、
という事実が発覚する。

つまりは、
ファンを傷つける人を好きになった推し=推しはファンを傷つけてもいいと思っている=ファンを大事に思っていない
とまでなり兼ねないのである。

最後はあくまで究極の場合なので、ファンによって捉え方は様々であるが、
「ファンを傷つける人が相手方」であることには変わりはないだろう。
そして、推しがそんな相手を好きになって、はたまた結婚ともなれば、
どれだけファンにとってダメージが大きいことか、
お分かりいただけただろうか。


おわりに~どんな場合も相手を尊重する~

ここまで書いてきて、“匂わせ”がファンにとってどれだけダメージが大きいことか、記してみた。

心から祝福するファンもいる
これからも変わらず応援し続ける人もいる
担降りする人もいる
自担(自分の推し)ではないけど箱推しをやめる人もいる

それぞれの想い、選択肢があっていいと思う。

もう二度と見たくないという人も、
私はその選択がどれだけ辛いもので、苦渋の決断だったか、
手に取るようにわかる。

ただ、相手方と本人に誹謗中傷をすることは間違っている。

アイドルも人間だ。人権がある。

恋愛したっていいし、結婚したっていい。

そういう“匂わせ”をするような人を好きになってしまった推し
を受け入れるしかないのである。


でも、一言だけ言わせてほしい。


匂わせだけは、やったらあかん。
だって誰も幸せになれないから。


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