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【展覧会】Colors かわさき 2020展~アートで元気を!Living with ART!

公益財団法人川崎市文化財団が主催する展覧会「Colors かわさき 2020展~アートで元気を!Living with ART!~」が、ミューザ川崎シンフォニーホールで11月21日(土)まで開催されています。

どんな展覧会?

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障害の有無に関わらず、公募によるアーティスト約80名の作品と、市立特別支援学校の子どもたちの作品を展示する展覧会。今年は多くのイベントが開催中止を余儀なくされ、作品を発表する機会や場が失われているケースが多く見受けられました。同展は、こんなときだからこそ「多くの方に発表と鑑賞の機会を」という想いで企画されたとのこと。
展覧会のタイトルにある「Colors(カラーズ)」という言葉は、川崎市のブランドメッセージにちなみ、光の三原色、赤・緑・青の3つの色を組み合わせると、どんな色にもなれることから「多様性」を表しているんだとか。
今年で3回目の開催を迎える今回は、過去最多の作品数が展示されていました。

みどころ

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会場で展示されている作品の一部は、入札形式で販売されていました。アーティストが決めた最低価格以上の値段で、購入希望価格を申し込みすることで、一番高い値段を付けた人がその作品を購入できるという仕組み。
自分が買うならどの作品?自分の部屋に飾るならどんな作品?など、作品と一緒に生活することを想像しながら鑑賞するのも楽しかったです。作品を通して、見る人と描く人が繋がり、それぞれが違った視点で豊かになれる。

私はひとつの作品に一目惚れをしてしまい、入札に参加してみようと思います!アートフェアなどは何度か行ったことがあるのですが、作品の購入に踏み出すのははじめて。一緒に過ごせる日がくると素敵だなぁ...。

会場はこんなところ

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会場となっていたのは、ミューザ川崎シンフォニーホールの4階にある企画展示室。「音楽のまち・かわさき」のランドマークとして2004年にオープンしたホールは立派な建物。東京交響楽団やプロのオーケストラによる公演が定期的に行われているようです。平日の昼間に行きましたが、コンサートを聴きにきた方々で賑わっていました。

アクセス方法

JR川崎駅からは会場まで続くデッキがあり、徒歩3分ほどで到着しました。公式ウェブサイトには、JR川崎駅と京急川崎駅からのアクセス方法が写真とコメント付きで丁寧に紹介されています。

関連ワークショップ

いずれも参加無料・事前申し込み不要のワークショップがあります。すでに終わってしまったものもありますが、切り絵アーティストと立体作品をつくるワークショップや、会期を通して参加型のアート制作も。詳細は展覧会のイベント欄に記載してあります。

自宅から参加する方法も!

展覧会の終了後11月24日(火)12:00から、インターネット上で展示された全作品が無料公開されます。ギャラリー風に鑑賞できるほか、360℃カメラで撮影した会場風景も楽しむことができるそうです。

会場ではじめてみた「わけがありますく」

展覧会とは少し視点がずれますが、会場に掲示されているのを見て、はじめて「わけがありますく」という取り組みを知りました。

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障害や呼吸器系の症状がある方など、やむをえない事情でマスクを着けることが困難な人がいることを知ってもらうために、意思表示バッジとカードを無料で配布しているそうです。外出時はマスクを着用することが世の中に浸透していますが、自分にとっての日常が難しく感じる人がいるということ。当たり前のことですが、お互いの理解を深める上で、大切な取り組みだと思いました。マタニティマークやヘルプマークなど、外見からは分かりにくいことを知らせやすくするマークがあります。少しでも相手のことを想像すること、思いやることが当たり前にできる社会に近づくと良いなと思います。

開催概要

Colors かわさき 2020展 ~アートで元気を!Living with ART!~
会期:2020年11月11日(水)~11月21日(土)10:00〜18:00
会場:ミューザ川崎シンフォニーホール4F 企画展示室(川崎市幸区大宮町1310)
入場無料
https://www.kbz.or.jp/event/exhibition/20201111/


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