国際研究集会で発表をしてきました

こんばんは。

ある国際研究集会で講演することになっていたのですが、それが今日終わったので、「あ〜疲れた〜」って思いながらそれに関するお話をしようと思います。

その研究集会は、コロナの影響もあり、Zoomによる開催でした。

フランスの大学に在籍されている方や、中国の大学に在籍されている方などが、各々の家からZoomで参加していました。

私は、初めての国際的な場での発表ですし、英語が非常に苦手であるということもあり、この研究集会のオーガナイザーの1人でもあり、私の指導にも携わって頂いているH先生 (今は伏せ字にしておきます) に付き添って頂くことにしたので、大学からの配信になりました。

スライドを作り、それを読み上げるだけの発表でしたので、あまり緊張はせず、滞りなく (気まずい炎上もなく) 終わることができました。


H先生はリスク管理のよくできる先生で、私は本当に尊敬しています。

私や私の同級生はこれが初めて参加する国際研究集会 (英語での発表) だということで、わざわざ練習会を開いてくれました。

練習会では、印刷したスライドに読み上げる内容を軽く書き込んで、それを見ながら練習をしたのですが、私が思っているよりも英語は出てこないのだということを痛感することができました。

本番では、紙に話す内容を全て書き出し、それを読み上げる機械になることで、滞りなく発表を終わらせることができました。

練習会がなければ、きっと本番で、よくわからない英文を口から発してしまったり文章になってないことを言ったりしてしまっただろうと思います。

また、話す内容を全て紙に書き出してそれを読み上げる機械になると決めたことで、ミスをする心配がかなり減り、結果、余計な緊張をかなりたくさん回避することに成功しました。


さて、実は、私はZoom開催の研究集会には参加すること自体もはじめてでした。

Zoom開催になることで、対面での貴重なお話の機会が減ったとか、そういう話をよく耳にしていましたが、私が今回Zoom開催の研究集会で講演をして思ったのは、

「これ以上英語を話さずに済んでよかった」

という安心感でした。

もちろん、これはネガティブに捉えるべきでしょうが、Zoom開催であっても研究集会での発表経験は業績になりますから、そういう (意味のないことかもしれませんが) 「数値的な」部分を見ると、結構美味しい話だとも思えるわけです。

手元の紙を読み上げるだけの機械になる、というのも、Zoom開催でなければ難しいでしょうし、Zoom開催でなければ、より緊張感のあるものになっていたでしょう。そもそもZoom開催でなければ、開催地に行くことが大きな労力になるわけです。

Zoom開催の研究集会は、家から参加できますから、そういう点から見たメリットはよく耳にしていたのですが、Zoom開催であるがゆえに、聞き手側だけでなく、講演者側も気軽になれるのだ、ということをとても実感しました。

最近のアカデミックの風潮から考えても、業績はある方が評価されやすいわけですから、講演者側が気軽になれるというのは、もう少し目をつけてもいい部分なのかもしれません。


思ったことを思ったままに書き出すと炎上案件になりそうな記事ができてしまいましたが、以上が私の素直な感想です。

まとめると、

・練習会をやったことは非常によかった。特に、話すことをラフにメモするだけだと実際には全然話せないということを実感することができた。

・話すことを全て紙に書き出すくらいの準備をすれば、緊張がだいぶほぐれるということを実感できた。

・Zoom開催によるメリットとして、聴衆として参加する側だけでなく、講演者側の気持ちも軽くなるという点に気付けた。

という感じです。

対面で話すことが重要であるのは間違いないと思いますが、国際研究集会のような極度に緊張する場面でも、オンライン開催だとかなり気軽に講演者側に回れるというのは、(英語が苦手な人の多い日本だと特に) 特筆すべきメリットなのではないかと思いました。


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