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新しいSNSに群がる 第71回 月刊中山祐次郎
皆様、いつもご購読ありがとうございます。中山祐次郎です。
クラブハウスという新しいSNSが出てきましたね。
これ、私も使ってみたのですが、どうかなぁと。ちょい疲れてきました。
もともとSNSって、人間のこういう欲望に突き刺さるものだと思っています。
・「自分の話を聞いてもらいたい」欲求
・「有名人と直接やりとりしたい」欲求
・「有名人のプライベートを覗きたい」欲求
で、FacebookもTwitterもInstagramも、程度の違いはあれど、見事にこれらを引き受けて来たわけです。
今度のクラブハウスは、原則実名で、写真なし文章なしの音声のみで、色んなトークルームが乱立するというSNSです。自分でトークルームを作れるし、人のルームに許可をもらえば話し手として参加もできる。
つまり、一つ目の「自分の話を聞いてもらいたい」に強く突き刺さるんですね。
しかし、しかしです。残念ながら、ほとんどの人の話って、つまらないんですよ。まだ文章なら、一呼吸おいて推敲したものになるので面白いこともある。でも、話をするのって、かなり特殊な技術がいるんです。せめてプロが司会してるならいいんですが、そうでさえない。素人の司会で、話す素人が話す。絶望的です。
もちろん中山もご多分に漏れず、絶望の一部です。昔、ボイシーというサービスで話していましたが、まあ下手でしたね。
誰かの発言をそのまま文字に起こすと、ほぼ意味不明になります。こんな具合に。
「え、えと、あの、私だと、私の場合は、まあなんていうか、普通はですね、基本的に慎重なほうなので、まあ皆さんそうだと思うんですけど、だからまあ、すぐにサービスを、サービスの内容を決めちゃうってことはあんまりないんですよ。そう思います。ええ」
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