間違えてはいけない問題 第103回 月刊中山祐次郎
皆様、ご無沙汰してしまっております。このところコロナ関連で医者業が異常に忙しく、またコロナによる保育園休園で家庭内保育などしておりましてまったく書く余裕がありませんでした。申し訳ありません。
今回は私が連載している南日本新聞のエッセイを、許可を得て転載致します。今回は前回・前々回に続いて、医師国家試験の試験中の話ですよ。
2007年2月17日。医師国家試験1日目、夕刻。26歳の僕は鹿児島大学医学部の同級生とともに試験会場である熊本県の崇城大学にいた。医師国家試験は「必修問