外科医の引き際 第44回月刊中山祐次郎
ここ数日、オンラインでイベントに出ることがあった。オンライン登壇は、私は昔からちょくちょくやっているので違和感はない。リアルな講演などと違うのは、会場の様子が見えないので「リアクションによって話の内容やトーンを調整する」ことができないことだ。
もっとも、私は会場の方々の反応を非常に気にしてしまうので、オンラインのほうが良いのかもしれない。なにせ、聴いている人々があくびでもしようものなら死にたくなる。スマホを見ていたら言葉を尖らせ、注目させたくなる。そういうパフォーマンス部分に強く影響するし、なにより私の精神にダメージがある。
フィードバックに過敏すぎる私は、むしろフィードバックが見えない方がクオリティが上がるのかもしれない。
そんなことを考えながらの登壇だった。
そんな中、しゅんしゅんPクリニックという、群馬大学医学部を出て医師免許を持つよしもと所属の芸人さんとご一緒したイベントがあった。医師・医学生限定で行われたオンラインイベントだったため、一般の方はご覧頂けない。
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