8.甘甘フィリーソウル「The Delfonics / Super Hits」 僕の好きなアルバム その4
・The Delfonicsとは
1960年代から70年代前半まで活躍した、フィラデルフィアのボーカルグループです。
代表作には「La-La (Means I Love You)」や「Didn't I (Blow Your Mind This Time)」があります。どちらもクエンティン・タランティーノ作品の「ジャッキーブラウン」で使用されました。
・感想
僕はこのグループを映画「ジャッキーブラウン」から知りました。
最初に聞いた時からすぐに気に入り、次の日に急いでこのアルバムを買いディスクユニオンへ行きました。値段は2000円ほどでした。
最近はこればっかり聞いてます。
代表曲であるA-1「La-La (Means I Love You)」はもちろん。A-4「Somebody Loves You」や、B-6「Break Your Promise」など全曲通して、豪華なストリングスと透き通るようなボーカルが絡み合い、心地よい音楽体験を提供してくれます。
また、B-3ではエヴァリー・ブラザーズのカバーで有名な「Let It Be Me」をソウルフルにカバーしてたり、B-4「Loving Him」ではオーティスレディングのような軽快なサウンドに甘いソウルを融合させた音楽を奏たりと、様々な側面も見ることができます。
調べてみるとデルフォニックスは「フィラデルフィア・ソウル(フィリー・ソウル)」というジャンルに分類されるみたいです。
フィリーソウルという言葉は、トッドラングレンが影響を受けた音楽として名前だけは知っていました。
今作を聞けばトッドが受けた影響を感じることができると思います。
特に、「Can We Still Be Friend」や「Something/Anything」に収録されているスウィートなポップソングが好きな人はきっと気にいると思います。
また、彼は自身の4枚目のアルバム「魔法使いは真実のスター(A Wizard, a True Star)」の「Medley」という曲の中で「La-La (Means I Love You)」をカバーするほど、フィリーソウルへの愛は凄いです。
・まとめ
朝聞いても、夜聞いても心に沁みる音楽ですが、僕は夜に聴くのをオススメします。なぜなら、あの甘い声と夜の風景とがマッチして、なんとも言えない感情になるからです。ぜひ聞いてみてください。
ご清聴ありがとうございました。