しょっつるvsナンプラー
オクラを使った夏の副菜レシピのWeb記事を見た。
オクラをしょっつるに漬け込むだけのシンプル料理なのだが、しょっつるなんてどこで買えばいいのか。
伊勢佐木町ドンキとカルディを回ったがない。仕方ないので同じ魚醤のナンプラーで代用をすることにした。カルディで小瓶サイズ百数十円。
しかしその後でそれじゃだめだと思い直す。秋田の名産品しょっつるでつくりたいし、ナンプラーとも比較したい。
しょっつるとナンプラーの違いについて普段考えることはない。この先二度と比較しようなんて思わないかもしれない。
ここは味の違いをおさえておきたい。楽天でしょっつるを注文。二本で2k円もした。そしてあるあるなのだが、後日しょっつる売っとる横浜スーパーを発見、こちらは1本700円台。。
まずはオクラの下ごしらえ。
塩で「板ずり」してから下茹でするのがポイント。こういうひと手間よ。
ナンプラーとみりんを混ぜたんに漬け置きして1時間。
でけた。
おぉ、普通に美味しい。思ったよりさっぱり。もっとナンプラー:みりん比率上げて漬け込み時間長くしてもいいかも。
このときの夕食は佐賀の神崎そーめんと、絹豆腐にちりめん山椒載せた冷ややっこ、獺祭純米大吟醸。くー、日本酒に合う。
翌日。しょっつるで同じようにつくる。が、前日の気づきからしょっつる:みりん比を高めた。
漬け置き。でけた。
うまい。First Biteはナンプラーとそんなに変わらないものの、こっちの方が後を引く旨味成分、ねばつく魚風味の塩辛さがある。単純に比率を変えたのが要因かもしれないが。
献立はカルディの冷麺(トッピング:サラチキ+焼きナス)、夏野菜マリネ、酒は一ノ蔵純米酒。純米酒が進む進む。ただし辛いものを主食にすると下がマヒしてしょっつるの風味が飛ぶので注意。
結論としてはナンプラーで十分代用可能だが、しょっつるが入手できればしょっつるでつくった方がうまい。
そういやニョクマム(ヌクマム)なんて魚醤もあったな。美味しんぼで出てきた幻の調味料だが、放映当時に比べるとネットショッピングですぐ入手できるようになったものである。しょっつるとナンプラーとニョクマムの3種の漬けダレでオクラを食べ比べするのも面白いであろう。