劇場版 孤独のグルメを先行して観るの巻
公開二ヶ月前に東京国際映画祭で先行上映される「劇場版 孤独のグルメ」
上映が日比谷16:40なので、逆算して中央区の銭湯をはしごすることにした。
といって銭湯は15:00開店なので時間との戦いだ。というか、私みたいな無趣味系多趣味の者にとって、いろんな趣味を両立させるのがつねに時間との戦いだ。しかしあまりに時間との戦い要素が強くなってくると趣味活にストレスが入ってくるので匙加減がムズイ。
湊湯の小綺麗さに無駄にサウナつけてしまった。
時間が飛び、二軒目の入船湯は滞在時間20分以内の制限付き。
彫り物し過ぎてアボリジニみたいになってる、浴槽腰掛ヤクザを尻目に烏の行水で出る。
日比谷TOHOシネマズへ。駅直結と思ったが、スクリーンによって場所が分割されてて迷子になった。宝塚方面と言われてもいまだにパッとわからんのですよ、おのぼりさんには。
上映開始ギリギリに着席。
結論からいうとめちゃ面白かった。ドラマの延長のようでしっかり映画的クオリティ。つかみの冒頭から涙ホロリの最後まで、会場がマジックにかけられたようだった。
上映後に「スペシャルゲスト」交えたQ&Aセッションアリとのアナウンス。
正直、そこは期待してた。
松重さん初監督作品なわけだから、国内初お披露目の機会でセッションがないわけないのであった。
てわけで、生・松重さん登場。
開口一番「腹が減ってるとこすみません」て、わかってらっしゃる。松重さんのお話聞きたいのと、早く飯食いたいのと。
映画史上、ここまで腹を空かせにくる作品があっただろうか。といっても、ドラマ版のようなあからさまなドカ食いシーンはない。
なんていうかもっと自然かつ根源的に、食べることと向き合ってる作品なんだが、ネタバレ禁止箝口令をしかれているので伝えようがない。
写真撮影もプレス以外禁止で、客席とのQ&A後、プレス限定フォトセッション。
目線をこっちにだのなんだの、プレスの要求で5分以上。一切イラつかず、ユーモアで応える松重さん。
そんな松重さんのメッセージを伝えておかなければなるまい。
「テレ東のマイナー深夜番組から始まって監督までやっちゃって、映画としては色目線として見られると思うが、期待以上には面白かったといってもらえれば幸いです」。
実際期待以上だったし、謙虚だし、客との受け答えに知性を感じた。
しかしみんなめちゃ空腹なはずなのにグーっとか鳴らないのがすごい。大人の胃袋だ。
上映終了後、ミッドタウン日比谷内の立ち飲み屋に駆け込む。
禁酒期間だけど一週間飲んでないからチートDayにしちゃう。
ビール一杯とおでん、酒盗で3,500円。やはり高い。日比谷ってなんなのか。地図で見ると本当一区画じゃん。
新橋の方がいいな。
新橋に向かうと古本市やってた。私、こういうの本当に好きなので、ず~っといられるのです。
ニュー新橋ビルへ。ふー、この桜木町ぴおシティと女神転生みたいな絵面、最高か。
安そうな飲み屋に入って日本酒&ホッピーとアテ2,3皿頼んでハイになって会計すると、請求金額3,500円なのであった。。ミッドタウン日比谷と同じやん。。