2倍
2倍。約10年前と比較したMB店長の平均給与の数字だ。
10年でたかが2倍と思われるかもしれないが、1円でも良いからまずは給与を上げていくという意識改革から始まり、イベントや福利厚生も含めたリソース還元の優先順位の見直し、店長会議の廃止や管理業務のDX化などの生産性の向上、店舗の収益モデルの変革と挑戦など試行錯誤の連続であった。
そして今後も着実に賃金向上を実現していくためには組織体制のアップデートが欠かせないと思っている。
来期からスタートおよび変更予定の施策もその一環だ。
育成手法のアップデート
評価基準の見直しおよび更なる明確化
給与等級の見直しと新設
業務およびオペレーションの改善
など、やるべき事を着実に、来期もひたすら徹底して実行していく。
賃金を向上させ会社も成長させていくためには、お客様の満足度と生産性の向上をきちんと両立させ好循環、良いサイクルをつくる必要がある。
ごくまれに「なぜ賃金の向上と会社の成長を両立させる必要があるのか?」と質問されるが、会社が成長しない、できない=他社に競争力で劣る状態になり最終的に倒産するからである。
商売は食うか食われるか、そして飲食は水ものと言われるように簡単に倒産する。
過去に倒産しかけた身からすると、スタッフやその家族、パートナー様にとてつもない迷惑をかけることを痛感している。MBもグループ全体で約300名のスタッフが働いてくれており、またパートナー様も数多く存在する。絶対に倒産はあってはならない。
なにより、世界を舞台に日本から食文化の未来をつくるため、世界一の競争力を持つ外食企業を実現するするためにも必ず成長させていく。
2月からの検証期間もふくめ、マウンテンブル全員で一致団結して頑張ろう。