本棚の10冊で自分を表現する(ファシリテーターver)_ファシリテーターAdvent Calendar2022 DAY15

こちらの記事は「ファシリテーターAdvent Calendar2022 DAY15」です。

■記事を書いている人(てっちゃんこと小笠原祐司)

初めましての方もいらっしゃるかと思うので自己紹介。

ワークショップやファシリテーションをいろんなところでわちゃわちゃやっています。

notionにプロフィールをまとめています。


●NPO法人bond place 元代表理事
法人についてはこちら。

先日代表を辞任しました。

法人では人と人とがつながり学び合う場づくりをミッションとして、ワークショップ、ファシリテーションを通してわちゃわちゃやっています。

※こちらの事業は、ステークホルダーを集めてワークショップを行い、アイデア出しとアイデア分析を行うことからスタートしました。


●大学での仕事
現在、山梨学院大学や明星大学で教えています。
ワークショップを通した学びの場づくりや、学生たちがワークショップデザインをして実施するゼミを受け持ったり、自分達で自分達の学びを作るゼミや授業を受け持っています。
明星大学では先生になる人たち向けの授業です。なぜ教員になりたいのか?私にとって良い教育とは何か?を対話をしながら考えていくような感じです。


●その他:個人
個人で色々やってます。場づくり系が多いかもしれないです。

●その他:メディア関連



■記事の内容について


以前、こんなハッシュタグをTwitterで見つけました。


#本棚の10冊で自分を表現する


10冊ぐらいみてみると、その人らしさや大切にしているものがなんとなく味わえるのかなと確かに思いました。

今回は、ファシリテーターの立場にいる時、私がよく立ち戻って見返す本10冊を選んでみました(12/15現在ですのでまた時間が経つと変わるかもしれません)。



①『対話する力:ファシリテーター23の問い』

 堀さんと中野さんの対話形式で23の問いに答えている。これを読んだときに、あ、ファシリテーションに絶対はないなって気付かされた。お二人の意見が共通していることもあれば違ったスタンスで場に関わる意見もある。

 それはファシリテーターとして共通して大切にする価値観はあるけども、それだけでなく、誰が進行するかによってまた場が変わってくるのはその人らしさがあるからだと思う。

②『オープン・スペース・テクノロジー』


 一時期は1ヶ月に2、3回ぐらいオープン・スペース・テクノロジーやってった。何が起こるかわからないし、起こることが起こるし、始まる時が始まる時、終わる時が終わる時。そんな場が楽しいし、可能性も感じていた。本当にこちらの在り方がそのまま場に出る、そんなOST。

③『ミーティング・ファシリテーション入門』

 青木さんの本は(多分)全て持っている。
 僕が好きなのは、なぜこれをやるのかの意図と、どうやって説明するかを丁寧に書かれている。青木さんが現場でやってきたことが丁寧に書かれている。青木さんとはお会いしたことないけど、文面から素敵な人だなって思って読み直す。

④かかわり方のまなび方: ワークショップとファシリテーションの現場から

 さまざまなワークショップ、場づくり、ファシリテーションを実践する方々へのインタビューが載っている。一人ひとりが大切にしている在り方を読みながら、今の自分はどういう状態なんだろうと内省しながら読み直していく。


⑤『プレイフル・シンキング[決定版] 働く人と場を楽しくする思考法』

 ファシリテーションについて書かれている本というわけではない。
 この本に書かれているプレイフルとは、「本気で物事に取り組んでいるときのワクワクドキドキする心の状態」のこという。
 状況に応じてプレイフルに考えて、振る舞うこと、その先に自身も周りもプレイフルになるのは大切にしたい価値観だなと思っている。もちろん全ての場づくりの際に絶対プレイフルでないといけない!になってしまうと違うけど、どんな状況でもその場の人、こと、物を通して新しい価値を作っていくことを大切にしたい。


⑥『対話型ファシリテーションの手ほどき』

「なぜ?」 と聞かない質問術 「どうでした?」 ではどうにもならない

 問いかけで返ってくる言葉は違う。
 質問する側いかに考えているかで変わってくるよなと考える。
もちろん全てが「どうでした?」ではどうにもならないわけじゃないかもだけど、自分の問いかけ方をあらためて意識しようと思えた本。


⑦『テクニックに走らないファシリテーション -話し合いがうまく進む2つのセンスと3つのスタンス』

「目利き」「行動選択」という2つのセンス
「自然体」「配慮」「学習者」という3つのスタンス

今自分のスタンスはどんな感じかなーと言語化しながら内省する際に読んでいる。

⑧『フィールドブック学習する組織「10の変革課題」: なぜ全社改革は失敗するのか?』

 場を見立てていく時によく立ち戻る本の1つ。
 何が壁になっているのかなとか、よく起こりうる課題って何かを頭の中に入れておきながら場づくりをする。そして成果がすぐ出るわけでないからこそ、あらためて丁寧に場を作っていくことが大切だなーと読みながら振り返る。

⑨図解入門ビジネス 最新U理論の基本と実践がよ~くわかる本

 U理論自体も読み返すけど、こちらの方が頻度が高いかも。場を作っていく際に、Uの流れが創れているかな、どうやって場を見立ていこうかなという時にとても都度都度読み直している。また、オーセンティックワークスさんで学んだことに関しても紐付けながら読み直しているので、実践して、読んで、振り返ってを繰り返している本の1つ。


⑩『問いかける技術――確かな人間関係と優れた組織をつくる』

 第1章が「謙虚に問いかける」。

あくまでも相手を思いやる気持ちや純粋な好奇心、会話の質を高めたいと望む気持ちから生まれる行為

『問いかける技術』

相手に関心を持って聞いてみる。これが大切だよな。
確かな人間関係をつくる上でファシリテーターという役割があるならば、謙虚に問いかけることを忘れずに場に関わっていきたい。


以上が10冊です。

またタイミングや時期が違うと違うかも知れませんが。

みなさんもぜひ10冊教えてください。

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てっちゃん(小笠原祐司)
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